Эта музыка будет вечной - この歌は永遠に続く -13ページ目

Эта музыка будет вечной - この歌は永遠に続く

大好きなロシアのロックを毎日せっせと訳しています。リクエストも受け付けますので歌詞を知りたいロシア語曲がありましたらお気軽に!

当ブログでは二曲目のStigmata、「翼(крылья)」です。
2007年リリースでバンド名と同名のアルバム「Stigmata」に収録。



Stigmata - крылья(翼)


お前の血濡れた腕が
冷たいアスファルトを愛撫する
安らかに眠れ 私の天使
最後の一歩を歩め

私は審判の日の発端になりたくはなかった
お前は去った お前を信じているのは
私ではない

だがお前は眠っている 私の天使
安らかな夢の中

悲嘆に満ちた眼窩が
我々の罪を洗い流す
地獄に落ちるのはたやすかろう 天使よ
最後の一歩を歩め

私は審判の日の発端にはなりたくなかった
お前は去った

(繰り返し)
 折れた翼
 ますます小さくなっていく
 心臓の鼓動
 だがお前には聞こえまい
 死が背後に忍び寄るのが
 最後の音
 屋根の上を渡って
 墜ちていった
 お前はただ墜ちていった

偽りの天使よ
お前はただ墜ちていった
偽りの天使よ


Твои кровавые руки
Ласкают холодный асфальт
Спи спокойно, мой ангел
Сделай последний шаг

Я не хотел быть началом судного дня
Ты ушел, кто поверит в тебя
Точно не я

Но ты спишь, мой ангел,
Спокойным сном

Глазницы, полные скорби
Отмоют грехи за нас
В аду будет легче, ангел
Сделай последний шаг

Я не хотел быть началом судного дня
Ты ушел

Сломаны крылья
Все тише и тише
Биение сердца
Но ты не услышишь
Как смерть за спиною
Крадется все ближе
Последние звуки
Шагая по крыше
Упал
Ты просто упал

Лживый, лживый ангел
Ты просто упал
Лживый, лживый ангел

Сломаны крылья
Все тише и тише
Биение сердца
Но ты не услышишь
Как смерть за спиною
Крадется все ближе
Последние звуки
Шагая по крыше

Сломаны крылья
Все тише и тише
Биение сердца
Но ты не услышишь
Как смерть за спиною
Крадется все ближе
Последние звуки
Шагая по крыше
Упал


スティグマータさんいっつもこういう歌詞なんだろうか……気になるので他の曲も訳してみよう。


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露版スウィーニー・トッドAct2.の7曲目、「天の裁き(判事とトッドのデュエット)」行きます!

この曲の語り部分のテキストはweb上にもまだ存在していないようで、
自力でヒアリングしようと頑張りましたがどうしても一カ所聴き取れず、
最後の手段でヒアリングできた分だけプリントアウトして露語講座に持っていき先生にお願いしましたよ、ええ。

「Судьба(運命)以降が聴き取れないんです、ここなんて言ってるんですか!?」
「ヒアリングしてあげるのはかまわないんだけどこれ何なの!?」

ばったばったと人が死ぬ血みどろホラーオペラのナレーションですよ! 私が愛してやまないロシアンパンクバンドの!

……さすがは先生、一発で聴き取ってくださいましたよ。よかったよかった。

この曲の歌詞だけだといまいち状況が掴みづらいのですが、
キリストの花嫁」の語り部分で判事はエリーザの育ての親であった司祭に毒を盛られて死にかけており、
司祭はもう何も言わない」で司祭を殺したトッドは法衣をまとって司祭のコス……や、司祭になりすまし、
臨終の祈祷と称して瀕死の判事に近づいたのです。
判事とトッドのデュエットですが判事は司祭(実際はトッド)に懺悔しています。

判事の登場」に引き続き、判事役はピロートのイリヤ―・チョールトさんです。
(Пилот、Илья Чёрт)


天の裁き(判事とトッドのデュエット)
Небесный суд (Дуэт Судьи и Тодда)

判事:
この世で俺が恐れるものなど何もなかった
だがあちらが…
俺は怖い
怖い…
トッド:
もしもあちらには何もなかったとしたら?

判事:
悪い冗談だ!
冗談だ…
この世では俺こそが裁きを下す側だった
だがあちらが…
俺は恐ろしい
恐ろしい…

トッド:
無実の罪を着せられた者が現れても
お前は猶予など与えまい!
与えまい…

判事:
この世で俺はあまりにも多くの罪を犯してきた
だがあちらでは…
神が見ている…
見ている…

トッド:
死を迎える覚悟を決めたのか
だが…そうはさせない!
そうはさせない!

判事よ お前の罪を赦そう 天国に行くがいい
天国に…
だがお前の犯した罪は 判事よ お前を
赦しはしない!
赦しはしない!
赦しはしない!


語り手:
今一度剃刀が振りかざされ、そして恐ろしい復讐は終わった。
スウィーニーは抜け殻のようになりながらも家に向かった。
ああ、これで全部だ。すべて終わったんだ。
だが運命は、更に別の道を彼に示したのだった。

理髪店の戸口に慣れ親しんだ法衣を見かけたエリーザは、司祭と思って駆け寄ってきた。
しかし彼女が出くわしたのは、血にまみれた腕と常軌を逸した目つきの見知らぬ男だった。

- ベッティー?

娘は死んだ母親の生き写しであり、彼女もまたエリザベート、すなわちベッティーという名前だったのだ。
辛苦のあまり正気を失っていたトッドは、実の娘を死んだ妻と取り間違えた。

- 何故お前が生きている?
 俺の心の中では生きていた。
 だが実際には死んでしまっていたんだろう?
 俺はお前の死のために復讐をし、すべてを憎み、血の川を流した。
 何もかも無駄だったのか?
 いや、お前が生きているはずがない…


СУДЬЯ:
Я в этой жизни не боялся ничего,
Но там...
Мне жутко.
Жутко...
ТОДД:
А если вдруг там просто нету ничего?

СУДЬЯ:
Плохая шутка!
Шутка...
Я в этой жизни сам вершил и правил суд,
Но там...
Мне страшно.
Страшно...

ТОДД:
Когда невинно осужденные придут...
Ты срок не дашь им!
Не дашь им...

СУДЬЯ:
Я в этой жизни очень много нагрешил,
Но там...
Бог видит...
Видит...

ТОДД:
И вот теперь на небеса попасть решил?
Ну, нет... не выйдет!
Не выйдет!

Я б отпустил грехи тебе, судья, и топай к раю,
К раю...
Да только вот грехи твои, Судья, тебя
Не отпускают!
Не отпускают!
Не отпускают!


РАССКАЗЧИК:
Еще один взмах лезвия, и страшная месть свершена.
Опустошенно возврашается Суини домой.
Ох, теперь все, все кончно.
Но судьба распорядилась иначе.

Увидев в дверях цирюльни знакомую сутану, Элиза бросается за отцом.
Она талкивается на незнакомца со кровавленными руками и безумным взглядом.

Бетти.
Девушка как две капли воды похоже на свою мать и зовут ее также Элизабет - Бетти.

По мучивших рассудком Тодд принимает дочь за свою жену.
Почему ты жива? Ты жива в моем сердце, но мертва в этом мире.
Я мстил за твою смерть, я ненавидел всех, я проливал реки кровь.
И все зря?
Нет, ты не должна быть живой...


いやな予感しかしない最後の語り。

トッドが判事に「お前の罪を赦そう」と言ったのはあくまでも司祭を演じての科白なのか、
トッドはまだ気付いていないものの、
二度殺されるも同然の判事に何がしかの憐れみを抱いたからなのか。

露版スウィーニー・トッドも残すところあと3曲なのですが、
実質2曲なので次回は2曲まとめていきます……。

おまけ。判事役のイリヤーさんがゲスト出演したライブ映像。


MCでガルショークがけたけた笑ってるのは、
判事(судья:スヂヤー)と判事役のイリヤー(Илья)の音がよく似ているからです。
「この歌では瀕死の判事(スヂヤー)が……」
「いやいや、俺(イリヤー)全然死にかけてないから!」ってな感じで。


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閲覧用で露版facebookのフコンタクチェに登録し、
いろんなバンドをフォローして毎日チェックというかによによしてるのですが、
アガタ弟公式アカウント(Глеб Рудольфович Самойлов)をフォローすると
お前どんだけかまってちゃんだよってくらいひとりだけ異常な投稿数でログをどんどん流してくれるので要注意です。
(サーシャさんはアガタ弟グレープさんが何だかんだと大好きです。)

といっても「みんなこんばんは…(Всем хорошего вечера ...)」などとひとこと挨拶してから、
ライブ映像や音楽ファイルや歌詞やオフショットを延々貼っていくだけなので、
いくら何でも本人ではなくスタッフの仕事だとは思うんだが。よくわからん人だねグレープさん。

でもいつも目の保養をありがとう。美人さんだねグレープさん。
photo:01



アガタ・クリスチーの「赤ずきん」行きます。作詞もボーカルもグレープさん。映像はファンメイド。
2000年リリースのアルバム「Майн Кайф?」収録。
このアルバムの曲ばかり紹介しているような気がしなくもない。いっそフルコンプ目指す?


アガタ・クリスチー - 赤ずきん
Агата Кристи - Красная шапочка



僕達は夜更けの森で出会った
案内してと君は言った 案内するよと僕は答えた
僕達は道に沿って歩き 花を摘んだ
君は話してくれたね どんなふうに君が
どんなふうに君が愛もなく生きてきたのか
愛もなく 温もりもなく
愛もなく 温もりもなく…
愛がないのはとてもつらいこと
僕は言った 泣かないで すべては過去だから
優しく君の体を繁みに押し倒した
決して 決して忘れないよ どんなふうに君が
どんなふうに君が愛もなく生きてきたのか
愛もなく 温もりもなく
愛もなく 温もりもなく…


Мы встретились ночью ночью в лесу
Ты сказала проводи я сказал провожу
Мы шли по дороге и срывали цветы
И ты говорила о том как ты
О как ты жила без любви
Без любви без тепла
Без любви без тепла...
Как больно если нет любви
Я сказал не плачь все позади
Нежно-нежно положил твое тело в кусты
Никогда никогда не забуду как ты
О как ты жила без любви
Без любви без тепла
Без любви без тепла...


……赤ずきん、ですか。そうですか。

自分そこそこいろんな露バンドの歌詞を訳したり読んだりしてて、
「この歌詞書いた人頭大丈夫なのかな……?」と余計なお世話ながらもつい危ぶんでしまうことが多々あるのですが、
最恐、いや最強なのはやっぱりグレープさんだなー。
もはや翻訳不能の問題曲もあるし、この人絶対まともじゃないって。


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露版スウィーニー・トッドの歌詞を全訳できたら自分にご褒美でこれ買ってあげよう。→

自分痛いファンだって自覚はちゃんとありますから。
公式グッズが手に入んないんならせめてそれっぽいのが欲しいじゃん……。

ご褒美も何もあと数曲を残すのみの露版スウィーニー・トッドなんですが、
次の曲の語り部分のテキストがどうやらweb上にもまだ存在しないらしいと今頃気付いて体育座りしています。
どうしてもヒアリングできない箇所がある……! 
そこだけさりげなくすっ飛ばしても話は通じるのだがすっ飛ばしちゃっていいのだろうか?
すっ飛ばしたところで普通に誰も気付かないのはわかっているけどそういう問題じゃないんだ!

とりあえずの埋め合わせというわけでは断じてないけど
ナウチールス・ポンピリウスの「呼吸」です。


ナウチールス・ポンピリウス - 呼吸
Наутилус Помпилиус - Дыхание


冷たい汗にまみれて僕は目を覚ます
悪夢に浮かされて僕は目を覚ます
まるで僕らの家が水没してしまって
生き残ったのは君と僕だけみたいだ
頭上には水が何キロメートルも
クジラが尾を翻している
酸素はふたり分には足りなくて
僕は暗闇に横たわる

僕らの呼吸を聴きながら
僕らの呼吸を聴いている
以前は思いもしなかった 僕らふたりには
ひとり分の呼吸しかなかったなんて
呼吸

僕は呼吸の仕方を忘れたいんだ
せめてちょっとのあいだでも君に与えられるように
評価できない粗悪なガスであろうと
でも君は眠っていて 気付かないんだ
頭上には水が何キロメートルも
クジラが尾を翻している
酸素はふたり分には足りなくて
僕は暗闇に横たわっているのに


я просыпаюсь в холодном поту
я просыпаюсь в кошмарном бреду
как будто дом наш залило водой
и что в живых остались
только мы с тобой
и что над нами километры воды
и что над нами бьют хвостами киты
и кислорода не хватит на двоих
я лежу в темноте
слушая наше дыхание
я слушаю наше дыхание
я раньше и не думал что у нас
на двоих с тобой одно лишь дыхание
дыхание

я пытаюсь разучиться дышать
чтоб тебе хоть на минуту отдать
того газа
что не умели ценить
но ты спишь и не знаешь
что над нами километры воды
и что над нами бьют хвостами киты
и кислорода не хватит на двоих
я лежу в темноте
слушая наше дыхание
я слушаю наше дыхание
я раньше и не думал что у нас
на двоих с тобой одно лишь дыхание


この曲も1995年のアルバム「翼(Крылья)」に収録されています。
映画「ロシアンブラザー」でダニーラ君が「翼」の入ってるアルバムを求めてレニングラードをうろうろしてたため、
私が一番最初に聴いたアルバムもこれだったはず。名盤ですよー。


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響きも意味も滅法可愛いピクニーク(пикник:ピクニックの意)ってバンド名、
人間の顔をした人形」でもちらっと書いたけど、彼らの音楽にはこの上なくふさわしいんじゃないかと思ってます。

二日連続でピクニークさんの初期アルバム「Иероглиф(ヒエログリフ)」より、
バンド名と同名の「ピクニック(Пикник)です。この曲めっちゃ可愛い。


ピクニーク/ピクニック
Пикник/Пикник


僕とおいで 理由なら教えるから
ひとりでは行きたくないんだ
細い枝が空に届きそうな場所には
無我夢中で何かが歌われる場所には

草の海 草の海 底知れぬ風

(繰り返し)
 背後に残されたのはガラスと石の街
 無限の炎が織りなす幻想の模様
 多分僕らはじきに戻るんだ
 もう一度僕を見て
 僕の目を見て

ほらまた足許で十字路が隠れてしまった
まるで埃まみれの花みたい
道は僕らの歩みをすべて覚えてて
僕を解き放つだろう そもそも僕らは敵じゃない

草の海へ 草の海へ 底知れぬ風へと

一緒においで 何かを失うことを怖がらないで
こんなにも信じたいんだ 決して無駄にはならないよ
寒気と雨に逆らいながら
僕らはピクニックに招待するよ そこでずっと待ってるんだ

草の海 草の海 底知れぬ風


Пойдем со мною, я скажу, почему
Мне не хотелось бы идти одному
Туда,где тонкие ветви до небес достают
Туда,где самозабвенно о чем-то поют

Океан трав, океан трав ,бездонные ветра.

За спиной остался город из стекла и камней.
Фантастический узор бесконечных огней.
И, наверное, скоро мы вернемся назад.
Посмотри на меня еще раз
Посмотри мне в глаза...

Вот опять притаился у ног
Перекресток, будто пыльный цветок.
Он запомнил все наши шаги.
Он отпустит меня, мы ведь с ним не враги

В океан трав, в океан трав , к бездонным ветрам.

За спиной остался город из стекла и камней
Фантастический узор бесконечных огней.
И, наверное, скоро мы вернемся назад.
Посмотри на меня еще раз
Посмотри мне в глаза...

Пойдем ,не бойся что-нибудь потерять
Так верить хочется, что это не зря.
Наперекор холодам и дождю
Мы зовем на пикник, где давно уже ждут

Океан трав, океан трав , бездонные ветра.

За спиной остался город из стекла и камней
Фантастических узоров бесконечных огней.
И, наверное, скоро мы вернемся назад.
Посмотри на меня еще раз
Посмотри мне в глаза...


ピクニークさん、公式サイトから歌詞をコピペさせていただいているのに、
キリル文字に英語のアルファベットが時折混ざってるのは何故なのだろう……ある意味器用なミスである。


歌詞の解釈とかそういう野暮なことは極力控えたいんですが、
ファンに向けての曲なんじゃないかと。最後のフレーズが掛け値なしに好きだ。

しかしピクニークさん、好きな曲は本当に好きだがアルバム単位だと私には少々聴きづらかったりもする。軟弱だな私!


そういやカローリ・イ・シュートにもバンド名と同名の曲とアルバムがありますね。
王(カローリ:король)と道化(シュート:шут)が歌詞に登場する曲も。今度訳そう。
ピクニークさんで一番好きな曲をアガタお兄ちゃんがカバーしてるのも訳さなきゃだし、
この連日更新をどこでどうやって切り上げたらいいのか皆目見当もつきませんね。
現時点で何曲訳したんだっけ? 好きな曲まだまだありますロシアのロックは素晴らしい! 宝の山だ。


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