こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
フォーレのミヤーオといえば。
猫かと思ってましたが、そうでもなかったんですねえ。
何が正解なんでしょう??
本日おもちゃのおはなしです。
アラカンのぶどうさん。
最近、生涯ここで暮らそうと思うところに居を構えた。
よぼよぼになるまで自力で生活できる、まさに終の棲家となってくれたらと願っている。
終の棲家となるからと、新たに買いそろえたものはほとんどない。
家を買うとはお金のかかることで、中身にまで手が回らなかったのである。
家具は新調せずに修理し、家電は全く買っていない。
むしろ手放したものが多い。
冷蔵庫もオーブンレンジも16年選手で、壊れてから買い替えることにした。
ケチ。
買い替えしないといけないものはいろいろあるものの、壊れていないし先立つものがない。
新しい家に古臭ーい家具と家電が並んでいる、なんだか異様な家になってしまった。
使い込んだ道具は味のあるモノたち、とはならなかったのある。
今は少々残念な状態だが、一つずつ買い替えればいいかとのんびり構えることにした。
そんなぶどうさんだったが、かねてより興味があったものがどうしても欲しくなった。
それは、炊飯器。
11年物の、もらい物の炊飯器をそのまま持ってきていて、使えるのだがちょっぴり炊きたいときも大きなお釜を洗わねばならないのが面倒くさくなってきた。
この炊飯器では、たいていまとめてご飯を炊いて冷凍する。
食べるときは、長い時間かけてレンジで解凍する。
少量都度炊くよりは便利だし短時間で済むものの、おいしくないしなんだかなあと思う。
だからと言って、壊れてもいないものを捨てるのは気が退ける。
しばらくは棚置き状態だったが、引っ越したのだもの、今がチャンス。
それで買わずにいた、小さな炊飯器を!
ついに注文した。(安いからね・・)
到着が楽しみである。
選んだのは、パナソニックのほうだ。
とある量販店でドウシシャのものを見つけ、あまりに小さくかわいかったので心が動いたが、今回はパナソニックにした。
理由は、パーツがあるから。
蓋やお釜を買い替えられるらしい。
蓋が壊れる前に本体が壊れるだろうが、お釜は数年で傷む可能性がある。
本体とパーツの値段のバランスも悪くない。
不安な点は、ドウシシャは実物を見たものの、パナソニックは見ていない。
一部の口コミでは、レトロなデザインでおもちゃみたい、または令和版ママレンジとの評があった。
ママレンジとは、昔発売された子供向けの本格派おもちゃ(高額)だ。
見た目がレトロでおもちゃ感。
想像すると、ぶどうさんの目指すインテリアの雰囲気ではない。
それでも買ったのは、小さい故収納にしまえると思ったからだ。
それにしても。
おもちゃ。
言いえて妙かな、とにやりとした。
ぶどうさんが抱いている新しい炊飯器への期待が、まるでおもちゃを待つ子供のようだからだ。
待てよ。
この炊飯器に限らず、期待に胸を膨らませ手に入れたものって、ある意味全部おもちゃかも?
手に入れて喜び、遊んで、体験して、学んで・・・時間がたって忘れもして・・・卒業していくモノたち。
それらは人生におけるおもちゃだ。
思いっきり楽しんで使い倒して、もてあますとわかったものは手放して。
そうやって付き合っていったらいいのかなあと、気が付いた。
手に入れるのはおもちゃというモノだけど、最終的には体験を獲得する手段でもあったのか。
もうすぐ着く、ぶどうさんの最新のおもちゃは、小さな炊飯器。
炊飯器で得られる体験は決まっているだろうが、わくわくの気持ちは払ったお金以上のものだ。
楽しく使って十分元を取るつもりの、けちんぼは健在なぶどうであった。