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内視鏡屋の日記 走・空・鉄

国内定期便のある全空港利用を達成し
国内鉄道の乗りつぶしを目指す医師のお気楽日誌。

7月2日 その6 

 

廃線跡巡りは一時中断して、朱鞠内湖へ向かうことにした。

 

朱鞠内湖は、北海道雨竜郡幌加内町

雨竜川上流に位置する人造湖である

昭和18雨竜第一ダムの完成により生じた。

日本最大の湛水面積(広さ23.73平方キロ)を持ち、

総貯水容量も佐久間ダムが完成するまでは日本一であった。

戦争中北海道の最寒の地に、こんな大きな湖ができるダムが

作られたというのが信じられませんね。

深名線はこのダム建設のために

敷設されたというのが実情でしょう。

 

衆議院議長だった方のようだ。

 

慰霊碑でしょう。

 

こんな人のいないところ、

当然貯水は目的ではなく発電専用のダムであろう。

 

それでも線路跡が記載されているのはうれしいものですね。

(作り直す予算がないともいう)

 

湖とダムの見学を終え(いつ大型哺乳類が現れても

不思議ではない雰囲気のところであった、

実際釣りをしていて襲われたという話は聞く。)

 

朱鞠内駅は北海道雨竜郡幌加内町字朱鞠内に存在した

JR北海道深名線の駅である。

 

2面2線の駅で構内は広かったようである。

豪雪地帯で列車の遅延が頻発するため、

深名線は全線を直通する列車はなく、

すべて朱鞠内駅で乗り換える形になっていた。

(同じ列車で、列車番号が変わるだけということもあった)

この道がが廃線跡のようである。

 

駅舎は解体され、バスの待合が駅舎風に建てられている。

 

思いっきり当たり前のことが書いてあるが・・・

 

代替バスは幌加内方面のほうが多いんですね。

 

人員削減のためにはそうなるでしょうね。

 

観光客向けであろう。

 

パターゴルフ場が横にあった。

7月2日 その5 

 

 

北母子里駅跡は携帯電話の基地局になっている。

 

裏側に回り込むとホームが残っていた。

線路跡もなんとなくわかる。

 

車を走らせ朱鞠内湖へ

 

朱鞠内湖と北母子里駅の間には

蕗の台駅と白樺駅があったのだが、ここは現在道が大回りしないと

たどり着けないところにあり、かつ人間ではなく大型哺乳類の

テリトリーなので、訪問はしなかった。

 

道の突き当り

 

線路を埋めた跡がある。

 

ここに湖畔駅の駅舎があったはず。

ただし朱鞠内湖からは2kmほど離れている。

(仮乗降場だったため、上の路線図には載っていない

 蕗の台と朱鞠内の間にあった駅である。)

 

線路があった雰囲気が何となくある。

7月2日 その4 

元駅舎があったところにそれ風のものが建っているが
そうではなく、2016年に建てられた民宿である。


信号機や俗にいう「ハエたたき」が立っているが、

これも後から建てられたもののよう。

一の橋は名寄本線だったか。


雰囲気はいいですね。


一度宿泊してみたいところではある。


野良ですかね?

 

7月2日 その3 

 

 

今回は、深名線の廃線跡探訪である。

 

深名線は、かつてJR北海道が運営していた鉄道路線

地方交通線)である。

深川市にある深川駅函館本線から分岐し、

雨竜郡幌加内町を経て名寄市にある名寄駅

宗谷本線に接続していた

並行道路の未整備を理由に廃止保留となったが、

国鉄分割民営化後に

並行道路の整備が進んだことから平成7年9月4日に廃止になった。

名寄-深川 121.8km

並木と家屋の間が廃線跡

 

この道路は廃線跡ではなく

 

西名寄駅跡に建てられた倉庫近くに接近標識が残されていた。

 

さらに進むと県道沿いに深名線廃線跡の代替バスの停留所があって

 

なにやら駅舎のようなものがあった。

7月2日 その2 

 

この辺はかつて広大な側線があったところで

向こう側に静態保存の車両が見える。

 

携帯電話の中継アンテナが建っているところは

深名線の廃線跡、ここに踏切があったはずだが痕跡はない。

 

名寄に来ると必ずやってくるここ

 

キマロキ編成とは、機関車の(キ)、マックレー車の(マ)、

ロータリー車の(ロ)、機関車の(キ)の順に連結された、

排雪用編成列車のかしら文字をとって、名づけられた。

 

ここは名寄本線の廃線跡でもある。

 

詳しい説明はこちらにある。

雪の多い北海道や東北・北陸地方では、普通はラッセル式という逆V字型の羽根で、雪を両側にはねて線路の除雪をしますが、

だんだんレールの両側に高い雪の壁ができて、

ラッセル式では除雪が困難となり、列車の運行に

支障をきたすようになります。そのような状態になったとき

「キマロキ」編成の排雪用列車を出動させました。
これには、機関区員や保線区員など数十名が分乗し、

一致協力のもとに作業に当たりました。

先頭の機関車が両側の雪の壁をくずしてかき集める

マックレー車を引き、その集めた雪を、ロータリー車が

回転する羽根で遠くへ吹き飛ばし、そのロータリー車を、

機関車が後押しをするという一連の作業できれいに

除排雪をしたのです。

(名寄市のホームページより拝借)

 

先頭の9600型蒸気機関車が引っ張り

 

マックレー車キ911が雪を集めて

 

ロータリー車キ904が雪を跳ね飛ばし

後ろからD51が押す

 

最後尾に保線作業員を乗せた車掌車が付く

 

なぜか天塩弥生駅の駅名表示板はここにある。

 

実際に走るところを見ることはかなわなかった。