別れ | 雲の呟き

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流れる雲のように、浮かんでは消えていくものの名残を文字にしています。
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悪しからず御理解願います。

夕方生家の種違いの妹たちから携帯に連絡があった。


4つの時に私を捨てた実母が今日息を引きとったと。92歳だった。


もう何年も連絡を取り合っていない。


数年前に電話で連絡するなと実母が言ったことがある。


聞けば数日前に転倒しその後浮腫みが出て入院して5日心臓が弱ったらしくそのままだったらしい。


妹にそのことを聞くとホントかどうか真偽不明だが亡き養母が連絡をとって欲しくないようなことを実母に言ったとか。


今となっては確認のしようもないし意味もない。


考えるとあの家を出て亡き養父母に引き取られなかったらこんな豊かな家庭を築くことは無かった。


経済的には恵まれたが甘いようだが私なら貧しくても実の子供を他所様に渡すことなど想像もできない。


まして私が出たあといくら苦しいと思っても他の男性と2人の妹を産んで育てたのだ。


じゃあいったい私は何で家を出されたのか?


そうした意味で実母を理解できないし許すことはできないままだった。


とはいえ産んでくれた恩義はある。


今も経済的には苦しかったらしい。妹たちも決してゆとりはなさそうだ。


一度だけ一緒にTDRに行ったことがあった。が生きているあいだに大した親孝行らしいことはできていない。


弔いの費用は出してやるから心配するなと言って電話を切った。