昨日は女房のビッグバンドのコンサートマスター通称コンマスのお宅にお見舞いに急遽お邪魔しました。
コンマスは30代普段楽器はトロンボーンだが演奏よりも音感覚が優秀でビッグバンドのスコアを採譜してプロとして営業している。もちろんアレンジもやる。彼女のお父さんは調律師でうちのピアノの面倒も見てくれていて家族ぐるみで私たちの店の応援をしてくれている。
その彼女のすぐ下の妹さんが今30ちょうど、うちの息子と同い年だが2年ほど前から乳がんを罹患して一時は治療プログラムも終わったがよほど悪性だったらしく再発して昨日はいつ逝ってもおかしくない状況だったらしく生きているうちに会ってやって欲しいと午後連絡をくれた。
私自身はさほど話したことはないが女房と次女は何度も彼女が元気な時期に来てくれていて親交がある。
私自身は調律師のお父さんともちろんよく話もし同じ世代を子供に持つ親として言葉は使いたくないが同情せざるを得ない。
代わってやれるものなら代わりたいと親なら思う。ましてまだ結婚もせず母親として喜びも悲哀も仕事でも夢でもたくさんあっただろう20代からの闘病。
訪れてみるとすでに声をあげることもできず、女房たちが話しかけることにうなずく以外の反応をみせなかった。
運命とはいえ残酷な容体に2月に失った愛犬の姿が重なる。あの時も奇跡を願った、祈った。こんなことを運命だ寿命だと授けた神を呪った。
戦争は人間の業、欲が起こす悪質な行為だが病は誰を恨むこともできない。本人も家族も医療が最善を尽くしてくれているなら結果を受け入れるほかない。
だからこそ「今」を大事に瞬間瞬間を悔い無く生き切ること。それが全て。
彼女の、そして彼女の家族の支えに少しでもなったなら嬉しい。