coincidence | 雲の呟き

雲の呟き

流れる雲のように、浮かんでは消えていくものの名残を文字にしています。
「いいね」がほしいわけでは有りません。
「読んだよ」程度のコメントはご遠慮させていただいています。
悪しからず御理解願います。


私のベッドに潜り込みツインの半分ほどを占有しているネオの寝顔を見ていて思い出しました。

7年前の12月5日の早朝に先住犬のネルをこのベッドで私は抱きながら見送りました。

昨日夜毎日点滴で水分補給している父を車椅子に乗せて近所の病院に連れ帰って来るときにも思い出しました。

ネルが亡くなる直前、腎臓病が酷くなったネルは口から栄養が取れなくなり、仕方なく毎日獣医まで連れて行っては6時間近くかけて点滴をしていました。

結局毎日の点滴でも数値は改善せず負担になり、ネルの望みは飼い主である私や家族と一分一秒でも長く過ごすことだと判断して自宅で看取ることを覚悟して通院を辞め注射器に充填した栄養剤を私が押さえつけて口から突っ込んで与えることに決めました。

時にそれが苦しくて絶対に咬むことの無かったネルが私の指を咬んで爪がへこんだことを覚えています。

ネルは最期自力で立つこともかなわず、それでも家の中では用を足せなくて、私が抱いて150mほど離れた空き地まで行ってはまた抱いて帰っていました。

その空き地だった場所に今は父が通って点滴をしている病院が建っています。

偶然ですが奇妙な一致が不気味です。

これはデジャヴか?