ゲストは少なくなりましたがコアなファンが集まってquality の高いライブになりました。
今日も来日中のアレンとジョン、スコットさんが来てくれました。
今日のメンバーはトロンボーン5人のトロンボーンネーションズというユニット+アレンさんとトランペット+ピアノトリオ+女性ヴォーカル。
あいにくの天候にお客様は少なくなってしまいましたが、それでもレベルの高い演奏とグルーブのお陰ですごくアットホームな中にも「気の入った」音楽を堪能いただけたと自負しています。
リハ中、このチューニングは昨日とシミラーかとアレンさんに言われてそうだと返事をしていました。実際ユニット編成が違うので少し触っています。ですからsameでなくてsimilarに間違いないわけです。
本番中ご自分のパートの無い曲の時にPAブースの私の所まで来てもっと高音high frequency を下げてくれと言われて、すでにかなり他のトロンボーンに比べてかなり落としていたので悩みましたが帯域を広げて3db前後落としました。
で次の額曲の時彼の音を聴きながら、ひょっとしてという想いで中低域の特定の周波数をわずかに持ち上げて(2-3dbほど増やすこと)みたのです。
するとどうでしょう彼の音がすごく耳に入りやすくなった印象でした。
彼の音数が明らかにそれから増えた気がしました。ライブ中ステージ上の彼からOKサインをもらいました。終演後にもいい仕事したとお褒めの言葉をいただきました。
ヴォーカルのヘレンホーマーさんはフィリピンの女性で鍛えられた声の持ち主、真の太い印象でした。最初女房に高音をカットしてリバーブをかけるなと要望があったのです。
鵜呑みにしてそういうセッティングにしていました。でもどうも違う。高音でどっか潰れて濁っている印象。どうしようかなとヘレンさんと相談している時にジョンさんに意見を聴くとやはり同じ印象でもっと高音を出すべきだと言われて周波数を探し続けました。
で分かった事は音圧のフェーダーを触らなくてもその楽器や声が持っている音響特性はイコライザーで強調するとピークの無いところでは同じ3db上げても聞き取りにくく、逆に特性のピークの所では3db以上に聞きやすく感じることです。
それも倍音も絡むので1箇所だけでは無いようです。実に興味深い。
そこをかなり神経を使ってピークを探し当てました。
ジョンさんにその時は「マッチベター」と言われて「ベスト」では無いんだと感じましたが単純にその時は正解だと喜びました。耳ができていて楽器の良し悪しもわかる人に評価していただくのはありがたいと思います。自信になります。
残念ながら具体的に私の苦心していることがわかるかたはかなり限られていますが、実はライブの印象のかなり高い要素の一つだと自負しています。
スコットさん実はトライアスロンやってるという事実。世間は狭い。恵比寿のwhat the dickens をホームでプレイしているらしい。
いつかまたと惜しみながら別れを言ってなんとか無事ライブを終えて送り出して店のオーナーとしてはホッとしました。
商売としては正直成功ではありませんが、収穫の多い2日間でした。