狭い岸壁沿いの道をヒルクライムするバイクを横目にバスが流れて行く。日程にゆとりがあったらヨーロッパのいろんな旧市街地は道幅や自由度から言えばバイクツーリングが最適かもしれない。さすがジロデやツールの国々である。ただ石畳が痛いとは思う(^^;
何年か前に映画のロケで使われたアマルフィだが遠くから眺めているのが一番美しい。いったん町には行ってしまうと美しい景観はただの港町の喧騒がかき消してしまう。ドーモデアマルフィを見学後、また近所の次のBARでエスプレッソとピザといただく。

「食はナポリ」にありという。同じようなセリフに「食は広州にあり」とも言われる。どこでも地元の食を自慢するものだ。食は慣習なので、生まれ育ったところの「刷り込み」の影響力がとても強い。究極「うまいかまずいか」なんかは味わう側の主観でしかなく「蓼食う虫も好き好き」に他ならない。

だから自分にとっての評点を与えるだけでナポリの食すべてを断じることなど数時間の、しかも数回の体験ではわからないものだ。が残念ながらここでの体験は決して高い評価を自分は下せない。
まとめを言うには早いのだが、今回庶民の入りそうなところを好んでパリでもローマでも飛び込んできた。高級なところは知らないが、ひかえ目に見ても想像していたとおり「日本の食はレベルが高く、安全」だ。
さすがカフェなどはパリの街角の大量のテラス席を埋め尽くして広げられるような浸透した庶民文化として根付いている。日本では未だ地域のもつ多様性がゆえにそこまでには至っていない。
それでも日本に入ってきて展開されているイタリア料理、エスプレッソやピザ、パスタなどのqualityは本家に負けず世界に誇っていいものばかりだと自信を深めた。