二日目の午後、SPAの前半はロイヤルハワイアンセンターからマーチングの音が漏れていた。それも数十分のことで後半は鳥のさえずりしか聞こえない中、筋肉質な私に女性ではおそらく手を焼いたにちがいない。それでもけっこう力がある。本当に心地よかった。術後スチームサウナとシャワーを浴びて出る。女房はさっさと部屋に帰ってしまったらしい。部屋は男性と女性と分かれている。レセプションで女性は数名お見かけした。男性のほうは私一人の貸切だった。おかげでスチームサウナの電源が入っていなかったので温まるまでに時間がかかってしまったからだろう。
この日の夕食はわざわざ日本からクレジット会社を通じて予約をいれておいた。ミシェルズというカジュアルフレンチの店。世界でもっともロマンチックな店とかつて言われていた店だ。それも6時過ぎだからまだ時間にゆとりがあった。
トライアスロンのサングラスというとOAKLEYというブランドが有名だ。私の所属チームにも愛好家が多い。免税で安くないかとDFSにまたぞろでかけることにした。ところがDFSの中の店で相談していると型落ちモデルがほとんどで品数も限られている。カラカウア通り沿いに西へ2ブロック言ったところに直営店があるからと奨められてそこに向かった。
直営店はさすがにピン切りたくさん品揃えがある。私は日本人にしては頭がでかくてアメリカモデルはきつくていけない。結局アジアンフィットというアジア人向けモデルがそこそこリーズナブル(188.48$)だったので衝動買いしてしまった。後日ネットで調べていると日本での正規価格は27300円だから10000円以上安いわけだが並行輸入ものの最安値で14800というのも見かけたから特段ありがたいわけではない。正規品をワイキキで買ったという土産話がつくだけがよりどころかもしれない。

そのおむかえのハードロックカフェでお土産を買い。ロイヤルハワイアンセンターに戻ってハワイアンキルトの店があったのでのぞいてみた。このハワイアンキルトも結構くせもので店によって値段ばらつきがありすぎる。私が物色していたのは6×6以上のベッドカバーみたいなもの。敷物かタペストリーにするつもりだった。ホテルの中のテナントでは軽く1000$を超えるものがあると思えば、違う店では本当に手縫い?と思うような安ものもありなかなか吟味するのが難しい。柄も絵画のような写実的なものから伝統的シダ柄やパイナップル柄などパターン柄ともいろいろである。
小さな店がまえにたまたま私たちと対応してくれた年配の婦人の3人だけだった。私は今までの経緯とこちらの希望を駆け引きなしに伝えた。いくつかの品を出してくれた中で予算内のもので価格交渉した結果税込400$まで譲歩してくれた。さらにおまけもいくつかいただいた。何とも交渉しだいである。

そうこうしているうち夕暮れ時になり女房とカピオラニの前のミシェルズまで歩くことにした。昨日と違い今日はとても明るい夕日が太平洋に沈んでいくのを眺めていた。28年前と同じ光景を目の当たりにして歳を重ねてずいぶんお互い老けたものだと一人感傷的になりつつあった。
ミシェルズでのいきさつは現地でほぼリアルタイムで「夢を失う瞬間」に記している。
