十数年ぶりに訪れた。周りの景観が変わったのと、同じ高級感でもかつての威圧されるほどのそれではなくなったことが再訪の印象。
こちらが齢を重ねたからか宿が時節柄リーズナブルにしたからか、或いは両方か。
とはいえ、丁寧な接客と、料理の味・品の良さは依然群を抜いている。
嬉しくて中居の新子さんには、珍しく心付け。石亭グループの修善寺の一軒である。
生ビールのあとは、新子さんお薦めの清酒『鬼の栖』。この宿の名を冠したブランド酒。どのお客さんにも好評とか。蔵元は富士宮市。帰りには500mlを家用に所望する。
部屋はすべて離れで、それぞれに檜の風呂が付き、もちろん他に露天の大浴場がある。満室でも部屋数が少ないため、浴場で他の客と顔を合わせることは、そう多くない。
実は、今回はかつてご利用戴いたお客さまを対象に特別サービスなのだとか。二人で一人分の料金。しかも2回分。従って、五月までにはもう一度、同じシステムで利用できるというオマケまである。
同居の老親三人の介護を、仕事を持ちつつ、毎日こなしてくれている家人へのプレゼントの積りの今回の温泉行。
果たしてストレス解消にあいなったであろうか。翌日は初めていちご狩りを 経験。まあ大きな苺を食べたこと食べたこと。
【静岡 修善寺】