僥倖 | 脚本家/小説家・太田愛のブログ

めったにタクシーに乗らない人が、タクシーに乗ると

めったにないことが起きる。

タクシーに乗ってうつらうつらしていると、

運転手さんに「お客さん!富士さんですよ!」と言われ、

一瞬、「え? 誰?」と思うが、

運転手さんは「あっち、あっち」と言うので、条件反射的に窓にはりつく。

と……おおっ! 富士山!

ちょっと白い雪なんか頂いて、まさしく富士山だ。


家に帰ってからも何だか夢だったような気がする。

なんて素敵な富士山。