こんばんわ!平松です!
突然ですが、僕は毎日知らない人に話しかけています。
なぜかと聞かれてもうまく答えられません。
なんで毎日歯を磨いてるの?と聞かれているのと同じです。
僕の性格は外交的かと思われます。
しかし!
最近、突然左目が痒くなり充血し、まったくなんの感情にもなっていないにも関わらず、ずっと涙が出るようになってしまいました。
絵に書くとこんな感じです。
充血しています。
病院に行くと
はやり目
と診断されました。
人にうつるとの事なので最近はずっと家にひきこもりっぱなしです。
今まで知らなかったのですが、毎日知らない人と話していた人間が急に家でひきこもりになると、
<知らない人と話したい欲が出てきます>
でも現実問題、外には出れないので、
知らない人と喋ったと妄想する事によって、
なんとかその欲をごまかしていたのですが、
ついにごまかせなくなってしまいました。。
理由は、、、
そう、
ナミちゃんと出逢ってしまったから
です。
ナミちゃんはバイト先の店長との不倫の恋に悩んでいる女子大生です。
これは僕の妄想です。
なのでナミちゃんは実在しません。
でも、それがなんだって話です。
困っている女性がいれば手を差し伸べる事ができる男になりたい。
その女性が実在するしないは問題じゃありません。
その日から僕の
『ナミちゃん真実の愛を見つけ出せ大作戦』
は始まりました。
僕は次の日ナミちゃんのバイト先であり、不倫相手の店長が働いている居酒屋に勇気を出して行きました。
いざ店に行ってみると、
店長は、本社での会議があるとかでお店にはいませんでした。
肩透かしをくらった僕は、拍子抜けしてしまいましたが、何も頼まずに帰るのはまずいと思い、とりあえずビールを頼みました。
ビールを飲みながら、女性1人救うのはやっぱり楽じゃないな。
なんて事を考えながら、タバコを燻らせていると
僕の事をナミちゃんの知り合いだと聞きつけた、ひとりの男が厨房から出てきました。
高木君です。
「高木っす」
高木君は、明るい好青年の見た目まんまの挨拶を僕にしてくれました。
「平松です」 会釈を返す僕。
。。。
。。。
。。。
2人は沈黙に包み込まれました。
なぜ高木君はわざわざ厨房から挨拶をしに来たのか?この沈黙はなんだ?意図的なのか?意図的だとすると何のために?
僕は高木君に疑問を感じずにはいられませんでした。
さらに、他の店員さんは黒い無地の帽子を被っているのに対して高木君の帽子だけなぜか大きなNのアップリケが貼られている。
なんで高木君にだけN?中目黒店?いや、違う。ここは中目黒ではない。「一軒目まずはここで飲んでけ屋」高田馬場店だ。それに仮に中目黒店であるなら、みんなNと書かれているはず。そもそも何店かをそんなに大きくアピールする必要はないはず。
僕は、ある仮定を思いついたので、そのまま高木君にぶつける事にした。
「あの、そのNってもしかして、ナミちゃんのN? 高木君もしかしてナミちゃんの事好きなの?」
高木君の顔はみるみる真っ赤に染まり
あ!仕込みしなきゃ。とそそくさと厨房に戻る高木君。彼の背中を見て、僕は思った。
あれ?僕、余計な事言っちゃったかな。。。
。。。
。。。
。。。
改めてですが、これは僕の「人と会話し、コミュニケーションを取りたい‼」という欲求からできた話です。
こんな感じで永遠に妄想してしまいます。
皆さん、他にやる事ないのかと思ったと思います。
僕自身、そう思います。
これは、僕の偏見かもしれませんが、
妄想というのは、普段内向的な人間が、日頃人に伝える事のできない思いを想像し、時に作品に託すというイメージがあります。
外向的な人の中にも深い考えの人は、勿論いると思います。
ただ、ぼくは、外向的で浅い思考の人間です。
謙遜でも何でもありません。
外に出かけ、広く浅く、人との交流を続けているだけの愚かな人間です。
そんな人間が外に出ないとどうなるか、
人と話したと妄想する。
ここ何日間の実体験で気づきました。
そうです!
気が狂いそうです!
はやり目、早く治って欲しい!!
ただ、今日病院に行ったところまだまだ治りそうにないとの事です。
僕の妄想の日々は続いてしまうようです。
高木君と朝までファミレスで語りあったり、店長にフィリピンパブに連れて行ってもらったり、高木君と2人で高木君の地元の先輩(僕より年下)からカツアゲされたり、高木君とナミちゃんと店長と僕で奇妙な同棲生活をスタートさせたetc…。
まだまだ僕の『ナミちゃん真実の愛を見つけ出せ大作戦』は続きますが、またの機会に。
それから、僕が妄想の世界だけでなく、現実で困っている女性が目の前にいた時、優しく手を差し伸べる事ができる男になれたかどうかも、その時に。。