政治とメタルと網膜剥離 -72ページ目

森田健作の恐るべき鈍感により選挙の延期を握りつぶされた浦安市

この国には、国民の生活より選挙が大事という輩がいるらしい。


県選管、延期不要と国に回答 /千葉 (毎日新聞)


浦安市長「統一選できない」 地震被害で施設使えず (産経新聞)


職員、施設提供を拒否 浦安市長「深い憤り」 (東京新聞)

(以下東京新聞より)

「浦安市の松崎秀樹市長は二十三日、臨時の記者会見を開き、統一地方選の県議選と市議選の日程延期を総務省と県選挙管理委員会に強く求めた。選挙事務に従事する市職員と投票所を開設する公共施設の提供を拒否する構えもみせた。

 松崎市長は「依然として被害が拡大している」とし、「有権者は適切な判断ができない上、候補者も適切な選挙運動ができない」と延期の理由を説明。選挙事務は可能とした県選管委員長の判断に対して「深い憤りを禁じ得ない」と批判した

 また、市内三十一カ所の投票所のうち十九カ所は「地盤沈下などで使用に耐えられない」と使用許可を出さない考えを示し、最低でも二カ月の延期を求めた。再度特例法の指定を求め、総務省と県選管に要望書を提出するという。」



選挙管理委員会は行政委員会と呼ばれ、首長の指揮監督を受けない、とされているが、実際には常勤の事務局員は県職員で構成されており、事務局員の異動はもちろん、選挙管理委員や委員長の選任も知事の意向に強く左右される。


確かに選挙は民主政治の根幹である。あの第二次大戦中の日本ですら選挙は行なわれている(昭和17年4月の衆院選)。ただこの選挙は政府が体制強化のために望んだ、という一面もあるが。


しかし、被災した各自治体は復興に向けて総力を挙げて取組んでいる。特に自治体職員の負担は非常に大きなものがあると思う。また、各議員やその支持者も、地域の中でそれぞれ奮闘されているに違いない。許されるなら皆選挙より復興に努めたい所のはずである。


私は浦安市の一部しか見ていないが、未だ液状化の跡が生々しく残っている。道路は至る所で隆起・陥没し、片付け切れていない土砂も多い。上下水道やガスも多くの家で不通のままである。そんな中で今日は、市に給水している浄水場から乳児に対する基準を上回るヨウ素の検出もあった。


茨城など他の県では、県選管から総務省へ延期の要望を出したが認められていない、というケースならある。しかし、県が自治体の要望を握りつぶしているのは千葉県くらいではないか?他に千葉県選管に意見を握りつぶされた自治体として香取市もある。


なお、森田健作は、17日の段階で選挙について「計画通り行なわれると思っている」と述べている(千葉日報)。 県民の被災に対して驚くべき鈍感さを示している。総務部長は浦安市と調整していることを認めているが、知事がこの見解では調整の余地が無かったのか。

復旧は急ピッチで進んでいるが、まだ途中である。選挙となれば多くの市職員が駆り出される。全てを復旧に集中させるために、せめて1~2ヶ月選挙を延期させるべきではなかったか?


森田健作はなぜ黙っているのか?それとも非難が高まってきたところで選管を批判して、自分だけは逃げるつもりなのか?


彼は参議院初当選時には支持団体との覚書を全く守らず、衆議院議員時代には公設秘書が買収で逮捕され連座制で危うく失職しかけたような男である。多くを期待しない方がいいのかもしれない。