2024年5月31日 5月29日、30日撮る
5月31日記す
山野草は『タニガワカンスゲ』の植え付けです。5月29日に手入れした「フウリンツリバナ」の株元で育っていたものです。
単植で植え替えておきます。2~3年様子を見ます。
タニガワカンスゲ
2024/4/20奈良・高円/春の山野草展にて撮る 同4/24ブログアップ
クロバナカンスゲ
自宅にて2021/4/12撮る 同4/14ブログアップ
タニガワカンスゲと呼称は違っていますがほぼ同じものです。
512、タニガワカンスゲ
山地の林下に生える多年草。冬でもつやのある固い葉を多数密生しているので、寒菅の名がある。春に、葉の間から多くの花茎を立て、先端に一個の雄小穂、その下に黄褐色の長さ3㍉の雌小穂を数個つける。果胞は多数で、外側に反りかえる。柱頭は3個。花期は4~5月。
カンスゲ
分からない点が多く、少し調べてみました―‟カン”(寒)という言葉は、冬という意味で、冬でも葉はちやんと生きているということである。‟スゲ”というのは、カヤツリスゲ科のスゲ属の仲間を指す。本州、四国、九州に広く分布、ヤマの林の中とか森のふちに自生している。
葉が非常に細く、茎がしっかりしている。傘や蓑を作る材料になることもあるということで、‟スゲ”という名前がついている。先頭の穂だけは花粉があって、雄しべのグループ。その下から花茎に4~5個ある小さな穂は、全部雌花になる。で、雌花は、雄花の花粉を、風が吹いて花粉を浴びて、受粉し、タネになる。葉は、細長い葉で、先端は尖る。高さは数十㌢ぐらい。
冬も葉のあるスゲは次の通り。早春に淡黄色の毛ばたきみたいな穂を林の中で付ける小形のヒメカンスゲ。秋咲きで細い穂をつけるナキリスゲ。海辺の大形なヒゲスゲ。ミヤマとつくが、低山や丘に自生するミヤマカンスゲなど。
他の呼称でオクノカンスゲ。テキリカンスゲ、タニガワカンスゲがある。
〈本項のコメント殆ど‟山と渓谷社の日本の野草・山渓名前図鑑”より抜粋記載です〉
~ タニガワカンスゲ 植え付け ~
①
右手前がタニガワカンスゲです 単植に植え替えます。
②
用土は鉢底に軽石の中粒を敷き、再生の配合用土小粒(赤玉土2・桐生砂1・朝明砂or蝦夷砂1)+鹿沼土+腐葉土を1:1:1で混合したものです 突き棒でしっかり突き込みます。元肥にマグアンプKを少し入れています。
③
十分灌水し、名札を付けて完了です。日陰ないしは半日蔭管理です。