【月組】次期トップ娘役予想(混戦模様)

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アダルトな魅力のトップコンビ・月城かなと&海乃美月の退団発表から、そろそろ3ヶ月。

 

次期月組トップスター最有力候補は、鳳月杏(92期・研18)

 

私も鳳月さんトップを夢見て来ました。

現実味を帯びた今、喜びの舞スタンバイOK!!

 

鳳月杏は人気・実力・人望を兼ね備え、多くの宝塚ファンから待望されています。

これぞ、トップスターのあるべき姿の一典型。

 

ただ、学年から比較的短期だろうと想像されています。

 

限られた就任期間、鳳月さんと共にハイレベルな舞台を創ってくれる相手役を切望します。

 

現在、月組は娘役の宝庫。

 

…ですが、混戦模様。

花組と異なり、「この生徒だろう」と言い切れる決め手に欠ける模様。

 

それでは、相手役候補をみていきましょう。

 

 

1)彩みちる(99期・研11)

 

ヒロイン経験

新公3、東上3

 

本命視されている月娘・その1は彩みちる。

 

雪組から月組へ異動してきたオシャレ番長・ちるちる

芝居上手で表現力豊か。

キュートで、学年を重ねても初々しさは健在。

 

雪組時代は一時、破竹の勢いで抜擢されました。

すわ次期トップ娘役か?と思えたほど。

望海風斗は真彩希帆と組み、史上最強の歌うまコンビとして人気を博しました。

 

…そう、歌唱は彩みちるのアキレス腱。

近年は歌唱力がクローズアップされているので。

 

(とはいえ、歌が苦手なトップ娘役、いまだ多いよね…?)

(がんばれ、ちるちる…!)

 

2023年『フリューゲル/万華鏡百景色』では海乃美月休演に伴い、ヒロインの代役を務めました。

急な登板で、彩さん自身も決して万全な体調ではなかったようですが、ミッション完遂。

 

学年は上がりましたが、鳳月杏も高学年なので問題なし。

むしろ、バランスが取れてるかもしれません。

ただ、前任もアダルトコンビなので、同系統が続くのは微妙かもしれません。

 

 

2)天紫珠李(101期・研9)

 

ヒロイン経験

新公1、バウ2、東上2

 

本命その2は天紫珠李。

研3終盤で性転換した男の娘。

 

音楽学校文化祭では演劇A組の主演男役。

(B組主演は縣千)

将来を嘱望された若手男役でした。

(それゆえ、娘役としては高身長)

 

『月の燈影』では、いなせで艶やかな芸妓を好演。

仕草や居住まいが美しく、濃密な役作りに目を瞠りました。

 

やや歌唱が弱いのがネック。

(路線娘役あるある)

 

鳳月さんは高身長。

天紫さんも(娘役としては)骨格しっかり系。

並んだ時に男女差を感じ取れるかが課題でしょうか。

 

 

3)きよら羽龍(104期・研6)

 

ヒロイン経験

新公2、バウ1

 

対抗…なのかな?…は、きよら羽龍。

 

バウヒロだけでは、トップ娘役カードとしては弱いかもしれません。

ただ、真彩希帆のような例(新公1、バウ2)もあるので。

真彩さんは典型的な「ヒロイン経験値は少なくとも、潜在能力は高い」ケースですね。

 

すわ、宙組へ異動?…が中止になった、きよら羽龍。

路線月娘としてステイ。

 

芝居・歌・ダンスと抜けなし。

歌が注目されがちですが、一番はダンスだと私は思ってます。

 

104期全員が踊った、文化祭でのストリートダンス。

どの男役より、小柄な娘役・きよら羽龍がかっこよかった。

 

2022年は長期休演で、重篤な怪我が懸念されたきよらさん。

完治前に復帰した場合、ぶり返す事もあるかもしれず心配。

 

全方位に抜けがない舞台技術は、鳳月さんと一緒。

ただ、並びを想像すると…紳士と少女?

子供っぽくはないものの、小柄でキュート系なので。

 

 

4)白河りり(103期・研7)

 

ヒロイン経験

新公1、バウ1

 

大穴枠は白河りりでしょうか。

 

ラスト新公を終えた直後、バウヒロ決定。

(彩海せらバウ初主演『Golden Dead Schiele』)

 

芝居・歌・ダンスと全方向ハイレベル。

特に歌唱力は折り紙つき。

 

海外ミュージカル『I AM FROM AUSTRIA』で新公ヒロインに抜擢。

評論家・薮下哲司氏は「本役と役替りできる」と称賛。

 

月組大劇場の開演前アナウンスでは、美声と滑舌の良さを発揮。

 

2022年『今夜、ロマンス劇場で』では、きよら羽龍の休演に伴い、本公演と新人公演で代役を務めました。

特に新公は直前にも関わらず、きよらと己の役を両方こなす離れ業。

 

鳳月杏と白河りりの並びは、クラシカルな紳士と淑女。

古き佳き宝塚の正統派・男役と娘役の風情。

大穴枠にしましたが、ニュートラルな視点に立つと、最適解のような気がします。

 

…以上。


あと、ちょいと補足。

 

 

シングル?ダブル?

 

『Golden Dead Schiele』は「エディト役の花妃舞音とWヒロイン」と解釈する意見もあります。

宝塚公式サイトの作品紹介を読むかぎり、ヒロインはヴァリだと私は思いました。

 

作品紹介に出て来る役名は4名。

 

エゴン・シーレ(彩海せら)

クリムト(夢奈瑠音)

ヴァリ(白河りり)

ゲルティ(澪花えりさ)

 

エゴン・シーレを題材にした映画でも、ヒロインはヴァリ。

ドラマティックな女性ですしね。

 

実際のところ、蓋を開けてみないと分かりませんが、単独ヒロインだと思います。

 

 

花妃舞音がヴァリだったら…

 

鳳月杏の相手役候補は「彩みちると天紫珠李の二強対決」が世間相場だと思います。

 

スペア枠があっても、せいぜいきよら羽龍どまりかと。

 

ヴァリ役が花妃舞音なら、私もそう思ったことでしょう。

 

花妃舞音は新公ヒロインを2回経験し、アゲアゲモード。

カマボコ目も愛らしい娘役さんです。

 

ですが、鳳月杏の相手役の可能性はないでしょう。

 

別箱ヒロイン経験の有無以前に、大人と少女に見えるから。

 

学年差以前に、花妃さんはアニメ声もあいまって、幼い印象が強い。

舞台技術もこれから、これから(特に歌唱)

 

劇団が花妃さんをヒロインとして育てる意気込みは感じます。

ただ、風間柚乃とも(並びが)合うとは思えず。

 

輸出に向けて育成中なのかな?

月組は、花組と並ぶトップ娘役補給基地ですものね。

 

 

羽音みかがヴァリだったら?

 

羽音みか(103期・研7)も エゴンシーレ組。

 

羽音さんは103期文化祭の演劇ヒロイン。

(もう一人は夢白あや)

 

月組に配属されてすぐ、暁千星主演バウ『Arkadia』に出演。

暁千星の少年時代はじめ、いくつかの役を好演。

台詞も滑舌良く、堂々たる舞台姿でした。

 

舞台技術という面では、ヒロインを務める事は充分可能。

ただ、ヴァリ役を振られる事はなかろうと思っていました。

 

「彩海せらとの並び」という視点から。

羽音さんは、娘役としては大柄なので。

 

 

促成栽培…?

 

それにつけても、改めて気づいたのですが。

 

月組は娘役の層が厚い!…と思っていました。

実際、できる娘役の宝庫だと思います。

 

ただ、路線系に絞ると、課題が見えてきました。

歌唱力だったり、健康状態だったり。

(身長や骨格は変えられないので、そこは仕方なし)

 

充分なヒロイン経験をもち、全方位でハイレベル&万全な路線系娘役。

 

…といった要件を全て満たした娘役は、いそうでいないものですね。

 

それらの要素を満たしていた、天彩峰里(100期・研10)

 

舞台技術が高く、経験値も豊富。

充分すぎるヒロインカードも揃っています。

学年が二桁台に乗るも、相手が鳳月杏なら問題なし。

 

…月組でトップ娘役に据える確率は高かったんだなぁ。

 

ご周知の通り、天彩峰里の月組への異動は白紙に戻りました。

 

もしトップ娘役計画があったなら、それは頓挫。

 

 

…で、ここからは想像の世界です。

 

そこで急ぎ、白河りりに別箱ヒロインカードを渡したのでしょうか。

促成栽培的な。

 

「大急ぎの促成栽培」+「全方位万全」という点は、奇しくも星空美咲と類似。

 

…と考えてみたものの、実際は薮の中です。

 

 

そして、これは願望。

 

高いポテンシャルを備え、努力を積み重ねてきた生徒にチャンスを与える事は、望ましいと思います。

 

※数字間違えてる所があり、修正しました。

 ご教示ありがとうございました。

 

▽ 咲き誇れ、月娘

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