宙組・愛月ひかるが専科へ異動

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またしても、人事で激震が走りました。

宙組 愛月ひかる(93期・研12)が2019年2月26日付で、専科へ異動。

これはもう、何をどう言えば良いのか…。

愛ちゃんのことは、あまり触れた事はないけど、好きか嫌いかと問われれば、迷いなく好きです。

男役として恵まれたビジュアルは誰しもが認めるところでしょう。
お芝居心もあると思います。

加えて、インタビューや対談などを通して見聞きした限りですが、熱きヅカオタっぷりが愛らしい。
いまやジェンヌなのに、まるでファン代表。
ありがとう、愛ちゃん…!

ただ、声が少々特徴的で、歌唱力が弱いのが難点だと思っていました。

それが、ある時を境に印象が変化しました。

2017年初夏の、朝夏まなとコンサート『A Motion』です。 

『ファントム』のエリックとキャリエールのデュエットソングを、まぁ様と愛ちゃんで歌うことに。 

それが……驚くほど良かったんです…!
もうビックリ。
本当にびっくり。

まぁ様と愛ちゃんの掛け合い……沁みました。

お二人の表現力のすばらしさに胸打たれました。

まぁ様、そして愛ちゃんの役者魂を改めて感じた瞬間でした。


今回の異動について、愛ちゃんと並んで、気掛かりなのがキキちゃん(芹香斗亜)

「キキちゃんが宙組へ来たから、愛ちゃんが押し出された」と思う向きもあるかもしれません。

思うこと自体は、各自の自由だと思います。

ただ、もし声高に責める人がいたら、それは悲しい…。

もしかしたら、「芹香を花組から押し出したのは△△のせいだ」とか、どんどん遡及していくかもしれませんね。
そうなると、さらに悲しい…。

人事異動って、どんな組織でも、ほとんどの場合、動かされる人の与り知らぬところで決まっています。

社会に出て、働いている人なら、誰しもご存知でしょう。

私自身、骨身に沁みています。
今月1日付けで、所属が変更になりました。
兼務も増えました。

異動は、組織の論理で決まる事がほとんど。
大抵は内示の時点で、決定事項。

宝塚歌劇団でも、似たような感じでしょう。

少なくとも、ジェンヌさん個人には裁量権もなければ、選択肢もほぼ無いものと推察します。

人事異動に関して、ジェンヌさん個人に対する攻撃(と見做される言動)は控えねば…と己に言い聞かせています。

…もちろん、心の中では何を思うのも自由です。

ただ、その素直な思いを言葉にして、ネットの海に放流する前に、立ち止まりたいな、と自戒する次第です。


ここから、少し話が逸れます。

宝塚では従来、人事異動を「組替」と表現しますが。
今回、公式サイトのニュース・タイトルに「組替え(異動)について」と注釈をつけていました。

これは新たな試みですね。
つまり、一般人にもわかりやすい表現を併用するようになった、という事。

100周年をキッカケに、宝塚を知った人・初めて観た人・回帰した人が増えています。

どんどん幅広く、客層を広げようとしている宝塚歌劇。

小川理事長はじめ、劇団経営陣は新しい試みに積極的です。

ライブ・ビューイングは現時点で、その最たるものかと。

映画館でなら、遠隔地の方々も交通費をあまりかけず、宝塚を観られる確率が高まりますものね。

(必ずしも地元映画館で上映するとは限らず、映画館でも遠征になる方々も多くいらっしゃいますが…)

『組替』という、あまり耳慣れない言葉と、『異動』という一般的な言葉を併用しだした宝塚。

そこにも、経営陣の意識があらわれているように思います。

専科制度と、その在り方についても、今一度、考えていただきたい。

現在、「専科へ異動」は、「路線から外れた」という意味に受けとめる事が多いでしょう。

現在の専科は、本来の意味(一芸に秀でたプロフェッショナル集団)の他に、「とりあえず人材を置いておく場」になっているように思います。

専科からトップスターへ抜擢された北翔海莉の事例は、 新・専科制度が発足した当初ならともかく、 いまやレア・ケース。

今の経営陣は、様々なことに果敢に挑んでいく印象があります。

一気に何もかもを変える事は難しくても、見直しや改革について取り組んで下さるものと期待しています。


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