マイアミのヤバい安宿  名前はあるようでない | 世界漫遊

世界漫遊

世界を巡って190か国。世界のさまざまな様子やスポーツの様子をお伝えします。あと温泉についても書いていきます。

マイアミの安宿

ネットで検索すると、マイアミには何件かホステルがあった。

もう30年以上前にはマイアミビーチにインターナショナルのユースがあったが今はないようだ。

というよりアメリカでは、インターナショナルのユース、ホステリングインターナショナルは壊滅状態で、今や数えるほどしかない。

まあ、7年前にサンタモニカのやつに泊まったが当時でもドミが6500円くらいしたからな。

あの質を保つにはなかなか厳しいのだろう。だから安さを求めるものはとことん質を落とした安宿を目指すようになる。

幸い今回はローンデポパークから数ブロック、歩いて10分ほどのところにあるここを見つけた。

エクスペディアで1泊16ドル。プラスタックス、現地払い。支払うときは端数切り上げて3泊で55ドルとられた。

3段ベッド。宿というより収容所のようだ。

実際、旅人とゆうより、留学や移民してきたものがアパートなどを探す間に滞在するパターンが多いみたいだ。あるいはもう住んでるやつもいる。

去年サンフランシスコで泊まったホステルもそうだが今や安いホステルは移民の避難所みたいになっている。

だから居住性とかサービスなんで概念はない。

なんだったら泊めてやるくらいの勢いだ。

客層も正直よろしくなく、共同スペースやドミで平気で音出しで動画を見ている。

ちなみにチェックインの際、「ここには多文化な人が集まってくるから、他人のすることを受け入れろ」と釘を刺される。

カリビアンシリーズは1日3試合。

空港から直接球場にきたのでチェックインしないまま夕方になった。チェックインは夜10時までで以降は追加料金がかかるので、ナイトゲーム前に宿へ向かう。

周囲の治安状況も気になるし。

昼間の宿近くはこんな感じ、リトルハバナから2キロほど。このあたりはニカラグア人街のようだ。

 

 

向かいには24時間営業のニカラグアレストランがある。宿の1回にもニカラグアレストランというよりバーがある。まあまあ夜も安全かな。

宿に看板なんかはない。建物の1階にある床屋で事情を話すと入り口に案内してくれたが、閉まっており、ノックしても入れない。入口でパスコードを入れれば開くようだが、予約の際に教えてもらってもいない。結局、床屋に戻り、そこにいた男に電話をしてもらってなんとか入れた。要するに最終的には電話をしないと最初は中に入れないということだ。



とりあえずチェックイン。キッチンをきれいに使えとか(使わねえよ)、シャワーを浴びたら床を拭けとか、あれこれ言われる。

で、間違えて、1泊足りなかったから、予約した3泊の後、4泊目もしたいというと、なんと30ドルプラスで払えと言ってくる。

WHY?と聞き直すと、16ドルは1回限りのウェブのプロモーション料金で通常は30ドルだという。



なるほど。しかし、この設備で日本円で4500円は高すぎ。日本の地方なら十分個室の旅館に泊まれる。カプセルでももっと快適だ。

物価の日米さを思い知らされる。

それで、今一度エクスペディアを検索すると、16ドルで出てきたが、一度登録されているので、手数料が上乗せされ、25ドルになる。30ドルよりは安いが、揉めるのもやなので、結局、30ドルを支払った。

ところが、領収書を求めると、住み込みでいる番人は断固として発行を拒否。ウェブ予約分はその画面があるだろうと言ってくる。

エクスペディアでは、現地払いなので、領収書は現地で発行してもらえとあると言っても、だめ。じゃあ、追加分は発行してくれるのかと言っても、拒否。結局、チェックインの際に、登録させられたWhatappに30ドルを受け取った旨だけ送信してもらうことで落ち着いた。



ちなみに別のサイトで調べると、エクスペディアに出てくる「Hala」という宿の名前とは別の名で、女性専用ドミが10ドル台後半で出てきた。

おそらくこの宿は非合法なのだろう。だから頻繁に宿の名を変え、足がつかないようにレシートも発行しない。もともとはシェアハウスみたいなつくりなので、その物件を借りて、安ベッドを並べ、適当に設けたらさっさと撤退するのだろう。



 

アメリカ今、安く旅をするということは、こういうところを体験することなのだ。