ひ
「はぁ?嘘でしょ!?」
ここはD鯖とあるお店の前
P鯖の回収師が、何やら不機嫌そうにしています
ひ
「わざわざあそびに来てやったのに、居ないとかどんだけ~」
売り子
「そう言われましても、本日は仕入れのため
主は不在なのです
後日お越しください」
イカサマ
「何も言わずに訪れているんですから
居なくても仕方がないじゃないですか」
ひ
「あ~も~ど~しよ~」
イカサマ
「ちゃんと事前に用意しておけば良かったんですよ
手持ちのお金で、何とかしましょうよ」
ひ
「め~んど~くさ~い~
もうP鯖に帰ろうか~」
イカサマ
「折角会いに来たのですから
ちゃんとしましょうよ~
会わずに帰ったら、寂しく感じさせてしまいますよ?」
ひ
「大丈夫だよ~
来ること言ってないし
会わずに帰ればこの話はなかった事になるさ~」
イカサマ
「私は寂しいです!
プレゼントは用意できなくても
お祝いの言葉だけでも伝えにいきましょうよ!
ふぁいとっ!」
ひ
「は~ぁ~
いくか~」
ひ
「と、行く前に
ここの店の主にメッセージ残しておくね」
イカサマ
「そう言えば、ここのお店はどなたのですか?」
ひ
「ブログによくコメントくれてた Dさん のお家だよ~
たぶんだけどね~」
イカサマ
「たぶん・・・ですか・・・」
ひ
「さてと・・・」
ひ
「せーのー」
ずががががががががが
ぎりぎりぎりぎりぎり
ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ
イカサマ
「わっ!な、なにしてるんですか!?」
ひ
「ん?メッセージ残してるの
壁に」
イカサマ
「何で壁に斧で傷つけてメッセージ残すんですか!?
普通に紙に書くとか、売り子さんに伝えておくとか・・・」
ひ
「紙もペンも持ってないもん
斧しかないんだから、しょうがないじゃない?
売り子は生理的に無理だから却下」
ひ
「これで良しっと」
イカサマ
「あ~あ~・・・人様のお家の壁に・・・」
ひ
「じゃ、あの人に会いにいくか!」
イカサマ
「・・・ご主人様・・・漢字が・・・」
ひ
「あん?」
イカサマ
「いえ・・・なんでもないです・・・」
~ユグ海岸とある場所~
ひ
「・・・・・・・・・え?」
ひ
「ない?ナイ?無い?
お家がないよ?」
イカサマ
「本当にここで合ってるんですか?
住所、間違えてないんですか?」
ひ
「間違ってないはず・・・
あの人のブログを見て確認したんだから」
イカサマ
「綺麗な石畳の土地ですねぇ」
ひ
「ちょっと!管理看板!これどういう事!?」
看板
「いらっしゃいませ
必要枚数のコインを投入口よりお入れ下さい」
ひ
「コインなんかどうでもいいの!
ここにいた人は何処行っちゃったの?」
看板
「電子マネーの方は、先にカードを当ててからsy」
ひ
「ぶった切ったろか?」
イカサマ
「流石にコレはまずいですよ・・・
消されますよ?何もかも」
ひ
「はぁ~
何処に行っちゃったのかな~
それらしい家は見当たらなかったね~」
イカサマ
「そうですね・・・
何処か別の土地に引っ越しちゃったのかもしれませんね」
ひ
「一日中走り回って疲れちゃった
もう帰ってもいいよね」
イカサマ
「今日の頑張りは、私も頭の上から見てました
精一杯できることをやったと思います
帰ってゆっくり休みましょう」
ひ
「うん、そうする」
ひ
「あ、最後に・・・」
イカサマ
「あの袋は・・・?」
ひ
「もしかしたら何かの用事で戻ってくるかもしれないでしょ?
そしたら受け取ってもらえるかなと思って
置き土産みたいな?」
イカサマ
「他の人に取られちゃうかもしれませんよ?」
ひ
「いいよ~
高価な物じゃないし
プレゼントは気持ちが大事なんでしょ?
どっかの誰かが言ってたじゃん」
こうして回収師とそのお供は P鯖 に帰っていきました
次に訪れる事があった時は
会えるといいね?
え?プレゼントの中身?
それは・・・
ひみつ!
だそうです
#5 おしまい
>゜))彡~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~