手術かアイソトープか | バセドウ病からの低下症ノート

バセドウ病からの低下症ノート

30才になった次の日、バセドウ病と診断されました。
薬で副作用が出たため、それから2ヶ月半後に全摘出手術をしました。
今は低下症です。

ヨウ化カリウムが効かなくなったよ、と言われた数日後、手術をしている医師に話しを聞きに行きました(仕事復帰したのに早速休みをいただきましたショック!)。

そう遠くない将来に妊娠したいという希望もあり、また、アイソトープはジワジワと効果が出るという点から、私にとっては、手術の方がメリットが多いように感じていました。


ただし、私の中では、手術は最大のデメリットもありました。それは、痛そう!ということです。


手術で傷跡が残ることは、私は、特に気になりませんでした。ただ、手術は痛そうで、それが最多のメリットを得られるであろう手術をためらわせる、最大のネックでした。


手術を行う医師には↓の質問をしました。
手術が怖くて、ちょっとバカげた質問もあります。笑
Q.全て摘出するのか
A.亜全摘では、再発のリスクがある。あなたの場合、再発しても使える薬は無いので、全て摘出する方が良い。
Q.副甲状腺は残せるか
A.手術だから、絶対ということはないけれど、私が行った甲状腺摘出手術では残せなかったことはない。
Q.手術のリスクは?
A.声を出す神経が甲状腺の近くにあり、この神経はとても敏感で、ちょっとした刺激があると声がかれる。なので、手術後は声がかれる場合がある。
Q.全身麻酔で行う?途中目覚める心配はない?
 (足の巻き爪の手術を部分麻酔でやったとき、麻酔の効きが悪く、痛みで手術台の上で起き上がったことがあるのです。。手術してる自分の足を見ちゃいましたしょぼん
A.全身麻酔を使います。
 目覚める心配は、ないです。目覚めたら医療事故です。
Q.手術はどれくらい、何日間くらい痛い?
A.痛ければ痛み止めを使いますので、そこまで心配いりませんよ。手術後は痛みはありますが、痛み止めを使うので、痛くて眠れない、という事はないと思います。それくらいの痛みです。
Q.首を開く手術と内視鏡での手術は、どちらが痛くないてすか?
A.傷が小さいので内視鏡です。
Q.手術は、何時間くらいですか?
A.内視鏡だと二時間半くらいです。首を開く手術は、もうちょっと早いです。
Q.ドレーンを抜くのは麻酔なしですか?痛くないですか?
A.体の中からチューブを抜き取るので、ズルズルと気持ち悪い感じはするかもしれませんが、痛みはないです。麻酔はしません。3秒くらいで終わりますよ。
Q.甲状腺を失ってしまうと、甲状腺ホルモン剤を飲み続けなければなりませんが、この先、戦争や災害で薬が手に入らなかったら、どうなるのでしょう?甲状腺ホルモン剤の代替品はありませんか?
A.まぁ、多分そんな事態にはならないと思いますが、その際は、豚の甲状腺を取りだして、乾燥させて飲めば大丈夫です。
Q.入院期間は?
A.内視鏡の場合、木曜日入院で、何もなければ次の水曜日に退院できます。



とのことでした。
ちょっとバカげた質問もありますが、私は真剣でした。

私の甲状腺は19グラムと、バセドウ病の割には小さく、内視鏡で手術できるということだったので、傷が小さく、首を開くより痛くないと思うという医師の見解もあり、内視鏡のことばかり聞いてしまいました。

手術するなら、内視鏡で、という決心は、医師に話を聞いてできました。
あとは、アイソトープか手術かです。
アイソトープは、パンフレットをたくさん貰ったので、それを見て判断することになります。

とーってもものすごく迷いました。