ヨウ化カリウムが効かなくなる | バセドウ病からの低下症ノート

バセドウ病からの低下症ノート

30才になった次の日、バセドウ病と診断されました。
薬で副作用が出たため、それから2ヶ月半後に全摘出手術をしました。
今は低下症です。

3週間休職し、復帰の前日に通院がありました。

肝障害はメルカゾールをやめて2週間で、とても良くなっていました。
AST:20(基準値8~38)
ALT:20(基準値4~44)
γ-GT:54(基準値30以下)

ただし、バセドウ病の数値は上がり、ヨウ化カリウムは、効かなくなっていました。
ある日突然効かなくなるからね、と言われていましたが、もう!?と思いました。この現象をエスケープ現象と言うようです。私の場合、20日間くらいでエスケープしました。


私に使える薬は無くなってしまいました。


バセドウ病と言われた時よりショックでした。
前から言われていたように、残る選択肢としては、アイソトープか手術です。

わたしは、放射線入りカプセルを飲むのも、痛そうな手術をするのも、どちらも嫌でした。
で、先生に、チウラジールはダメ?副作用でもし劇症肝炎になったらどうなるの?ちょっと入院して薬飲めば治るなら劇症肝炎になってもいいからチウラジールを試したい!と言いました。先生曰わく、劇症肝炎になったら入院どころじゃなく、ICUに入って、そのまま命を無くす場合もあるよ、他の治療法があるなら、こんなリスクは避けて他の治療法を選択した方がいいよ、とのこと。


ちょっと考える時間をもらいました。
先生はとても良い方で、アイソトープ治療についてのパンフレットをいっぱいくれ、さらに手術をやっている医師へ紹介状を書いてくれました。
選択するには、情報が多い方がいいと思うから、手術をやっている医師に話しを聞いて、家族にも相談して決めてください。この医師は内視鏡での手術もやっているから、手術をするにしても、首を切るか内視鏡で手術するかも選べますよ。
どちらもやっぱり嫌だったら、ヨウ化カリウムを増やしてまた効けば、ヨウ化カリウムを続けてもいいよ、と言ってくれました。


とりあえず、ヨウ化カリウムは1錠から2錠になりました。増やせば効く場合もあるとのことでした。