ごうどようこです。
先日、バイト先(ホテルの客室清掃)の先輩のおばちゃんが
「これは誰にでもできる仕事だから」
って言っていて、その時は何気なく聞いていたのだけれど、
後から
いやいやいや、そんなことないない。
というか、その歳で週5でこの仕事できているって超人だよ。
と思った。
※実際はこんなに優雅ではない
なぜなら私のバイト先、
離職率がめちゃくちゃ高い。
特に入って1年未満の人がどんどん辞めていく。
逆に1年続いた人は残っていく。
肌感覚で言うと1年後に残ってるのって5割いかないくらい。
そして辞めていく人の大半が試用期間の3ヶ月内に
「ちょっと私には無理です💦」
って言って辞めていく。
今年に入ってからも2名入ったのだけど2名とも試用期間中に辞めてしまった。
試用期間中に辞めてしまう方の一番の原因は、
身体がキツイし他の人みたいに早くできないから。
だと思う。
実際私も、
試用期間の3ヶ月は本当にキツかった。
8部屋掃除するのに汗ダクで息切れしながら15時までかかっていて、
とてもじゃないけど他の先輩たちみたいに、早くたくさんの部屋の掃除ができるようになる気がしなかった。
なのに先輩たちは、12〜13部屋お掃除しても、
汗はかいているものの息も上がってないし14時くらいにはみんな終わっている。
移動は小走りだったし全力で急いでやっても、全然早く終わらない。
なんでみんなあんなに早くできるんだろうと不思議で仕方なかった。
(ちなみに早くやれと急かされていたわけではなく、むしろ「そんなに急がなくても大丈夫だよ」と言ってもらっていたけど、できないのが悔しくて勝手に急いでやっていましたw)
でも、、、3ヶ月、6ヶ月、1年と続けているうちに、できるようになるんだよね、コレが。
今は8部屋なら13時前に終わるし、めちゃくちゃ楽にできる。
最初の頃と今と何が変わったかと言うと、
慣れた事によりコツが掴めたことと、効率を考えながら仕事ができるようになったこと。
そして何よりも大きいのが体力と筋力がついてこの仕事に身体が慣れた事。
このある程度の体力と筋力がついて身体が慣れるまでが一番きつい。
だから試用期間で辞めてしまう人が多いのだと思う。
幸いにもわたしは、スポーツジムの代わりとして運動してお金がもらえるなんて最高と思ってこの仕事を選んだので、早くできないのは悔しかったけれど身体がキツいのはむしろ歓迎だったので続いたのでしょう。
そう考えると、やっぱりこの仕事は「誰にでもできる仕事」ではないんだと思うし、
この仕事に限らず世の中に誰にでもできる仕事なんてものはないんだろうなと思う。
確かに、特別な資格がなくても初心者でも始められる仕事はある。
でも、みんながみんな、それを仕事として続けられているかというと、決してそうではない。
数年前に「就活の教科書」に掲載された「底辺の仕事ランキング」が炎上した件があって、その時にわたしも読んでみたのだけど、
職業貴賎云々の前に、底辺の仕事の特徴として「誰にでもできる仕事」としてあげている職業の一覧が、
技術と経験(職種によっては国家資格も)が必要なものばかりで、全然誰にでもできる仕事ではなく、
少し調べればわかることなのに、よくイメージだけでよくこんな薄っぺらい記事を書けたものだとびっくりした覚えがある。
で、結局何が言いたいかと言うと、
「どんな仕事であれ、あなたがいまやっている仕事は仕事としてやれている以上、決して誰にでもできる仕事なんかではない。だから人と比べて自分を卑下したりしなくて良い」
と言うこと。
どんな仕事にも絶対に身につくスキルはあるし、
それが違う職種についたときに意外な形で役立つことだってたくさんある。
だからぜひ、真面目に仕事に取り組んでいる方は、
自分の仕事に誇りを持って自分を褒めてあげてほしいなと思います。
ちなみに、余談ですが・・・
客室清掃って体力的にキツいし最初は焦るけど、
○人1組でとかじゃなく、1人でやれるところであれば黙々とできるし、
人間の裏側が見えたりするから、わたしは面白い仕事だなーと思いながらやっています。
最近改めて発見したことは、
ゴミ箱にゴミをちゃんと捨てられる人って案外少ないんだなーということw
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