『ファンダンゴ』(1985年)、という映画を観たという
人に出会ったことがほとんどない。
公開当時に観た時より、自分がその後年齢を重ねて
人生経験もそれなりに重ねるにつれ、更にその意味
することが深く判り、どんどん自分にとって大切な
一本となって来ている。
それだけに、もし貶されたら、などと考え、下手に他人
にお薦めもしない。
『ET』、『バック・トウ・ザ・フューチャー』等々で有名な
‘アンブリンエンターテインメント’の第一弾作品で、
ケビン・コスナーの実質的初出演作。
ベトナム戦争真っ只中のアメリカ、
楽しい大学生活に終わりを告げる卒業、
それは、お気楽で自由奔放な人生の終焉にして、
戦争への召集、就職、結婚といった現実への扉、
その前に最後の‘バカ騒ぎ’(=ファンダンゴ)の旅に
出掛けよう!
こうして現実から逃避する旅は始まるのだが、
いくら逃げようとしても、逃れることは出来ない。
印象的なシーンで、街で知り合ったちょっとイカレタ
女の子達とロケット花火で打ち合うという遊びをする、
暗い夜空に行き交う光の弾、綺麗で、楽しい、
遊びに熱中し過ぎて、ふとつまづいてしまう、
何に足を引っ掛けたのかと思い、光を照らしてみれば
それは自分達と同い年にしてベトナムで命を落とした
兵士のお墓、
否応なく現実へと引き戻されてしまう。
いくらバカ騒ぎをしても、それは暗い現実とすぐ隣り
合わせ、、、
旅の最後は、仲間達皆現実にしっかりと向合って、
それぞれへの人生へと新たなる一歩を踏み出して行く、
そして取り残された一人。。。
この映画、今の自分には、イタスギル…
ラストに流れるこの曲、ただでさえの名曲、この映画と
セットときたら号泣必至、、、
Blind Faith / Can't find my way home