ジャケット・アート | close to the edge

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音楽の話が出来る人が周りにいないので、ここで独り言でも・・・

映画館で『アバター』(ジェームズ・キャメロン監督)の
予告編を観た。

車椅子生活を送る男が、惑星パンドラのナヴィ族との
ハイブリットであるアバターに変化を遂げ、、、という、
あらすじ読んでも、予告編を実際に観ても、さっぱり
展開の予測のつかない映画ではあるが、とりあえず
インパクトだけは凄いものがあった。

ところでその惑星や奇妙な生物を観ていて、すぐに
連想されたのが‘Roger Dean’。

‘Roger Dean’はYESやASIA等のアルバムのアート
ワークを数多く手掛けた人。

一目でそれと識別出来るあまりに特徴のある、幻想的な
風景や、奇妙な生物などの絵、それらほとんどそのまま
映像化したような世界がその予告編で展開されていて、
一人で興奮してしまった。

‘Roger Dean’の絵が好きで、そのジャケットが目当てで
アルバムを買ったこともある。
あまりに絵の印象ばかりが強過ぎて、作品内容が完全に
負けてしまっているものも少なくはなかった。

しかし、YESの『Fragile』~『Relayer』あたりの、その音楽
とアートワークの、それこそその‘ハイブリット’感。
完璧なる幻想空間を、音と絵の両面から楽しめる。


他にもアルバムのアートワークを手掛けていた人で、

ギミック写真の、‘Hipgnosis’(Storm Thorgerson)、

写真に彩色を施すなどした、‘Keef’、

各人とも手法こそ違えど、現実の枠から一歩踏み出して
しまったような幻想的・夢幻的な世界を作り上げている。


ところでYESは、音楽的軌道修正を試みようとしていた、
『Going for the one』から‘Hipgnosis’を起用して外見
からイメージチェンジを図っているが、vo Jon Anderson
の脱退、という危機的状況時には‘Roger Dean’に戻して
いる。

(今考えると、ここで更に‘Keef’へというイメージチェンジも
面白かったのでは、、、)

バンド存続にも関わる重大時に、ファンに馴染みのあるアート
ワークに戻し、メンバーチェンジのショックを和らげる、という
意図があったかどうかは分からないが、しかしアートワークに
重要な役割・意味合いがあったことだけは確かだと思う。


配信に重心が移ってしまった現在、音楽を楽しむ側面の一つ
が軽んじられているのも確かなことだと思う。