学習環境が大きく変わったため、乱れが生じている方も多いかなと思います。
この場合、どうすればいいのだろうか。
自分が考えるキャッチアップ法は、以下のとおりです。
① オールリセットをかける
② 講義等の受講の方法を見直す
③ 問題中心の学習に切り替える
まず、オールリセットをかけること。
学習に乱れが生じた場合、予定した者に大幅な遅れが出ているはずです。
場合によっては、予定していたことの2~3割くらいしか出来ていないという方も多いはず。
この場合、学習を立て直そうとして無理やりリスケをしても、大体上手くいきません。
(というか、上手くいかなかったから、予定に大幅な遅れが出ているわけで。)
そこで、今までの学習についてはとりあえずなかったことにして、一度ゼロベースに戻してしまいましょう。
その上で、現在の学習環境において最善である方針を立てていくと良いです。
最善の学習環境を考えるときに、重要になるのがルーティン化。
確実に時間を取ることができる時間を整理し、そこに講義の受講や時間のかかるインプットを行うようにしましょう。もし、講義を通学もしくは通学の方とほぼ同じペースで受講をしていたという場合、講義の受講を1週間程度お休みしてしまい、意図的に「1週間分の遅れ」を作っておくと良いです。
すると、講義自体は既に配信されているはずですから、自分の好きな時間に好きだけ学習することができます。
(例えば、土曜日に講義を受講していたという場合、日曜日以降に講義を受講するのは大幅な変更に迫られるはず。そこで、1週間お休みをとって、普通に土曜日に受講するようにすればいいのです。大丈夫。1週間くらいずれたところで、合否には1ミクロンも影響しません。)
最後に、学習の内容をテキストの読み込み等ではなく、問題演習を中心とした学習に切り替えることをお勧めします。
というのも、テキストの読み込み学習というのは非常に負荷が強いため、心身に乱れが生じていると、かなりきついものがあります。これに対し、問題を中心とした学習は、学習の進行が可視化しやすく(○問やったというように明確に数字化できるため)やる気が出ます。
一問一答の類を使ったり、過去問集を使ったりというように問題を中心に勉強をすることで、徐々にリズムが掴めてくるはずです。リズムが掴めれば、問題を読んでいく中で疑問に思った点や整理したくなった点を、テキストを読んでまとめてみる。そんなことまで出来るかもしれません。
以上、この3点に注意を払いながら学習をしてみると良いでしょう。
「自分が合格した年度は、こんなトラブルがあってね。大変だったんだよ。」
と、笑いなが話せる日が来ることを願って。
それでは、また。