事務連絡
新型コロナの影響により、伊藤塾も休校ということになりました。
カウンセリングについて、現在予約されている金・土の方は予定通り電話にて実施致します。
(収録の関係で、東京校へ行っているため。)
火曜日に予約されている方は、zoomでの対応となるようです。
(先日、簡単に使ってみましたが、非常に使い勝手が良かったです。)
また、合格講座本科生を受講されている方は、ひとまず去年度版の講義を配信する形を取ることになりました。
自分の場合、行政法の24回目までは収録を終えているため、そこまでは普通に聴いて頂いて大丈夫です。
以降は、ひとまず去年度版の講義を視聴して頂き、行政法の過去問をきちんと解けるようにしておきましょう。
この辺りは、また今後の動向が分かり次第更新致します。
ちなみに、今年度からPPTを使用して講義を行っている関係で、若干講義の進行ペースが早いです。
そのため、去年度版の講義を受講する場合、26回目の45分辺り以降から受講するようにして頂ければと思います。
=============
タイトルの件です。
試験に合格するためには、極論、「本試験の日に覚えていれば、次の日に忘れたっていい」わけです。
したがって、①比較的短期記憶の要素が強く、②範囲が狭いため短時間で学習が完了する科目については、普段の学習からは除外し、答練・模試・本試験の前に詰め込む訓練を行うようにすべきです。
というか、ここを意識して除外しないと試験範囲が広い試験に対しては、対応することができません。
(専業受験の場合は除く。)
行政書士試験においては、以下のような科目がこれに該当します。
① 憲法の統治機構(判例を除く)
② 行政手続法
③ 国家賠償法
④ 家族法
⑤ 商法総則・商行為法
⑥ 情報法
上記の科目は、一度理解をしたとしても、まぁすぐに忘れます。
そこで、一度理解してガツンと記憶をしたら、以降は答練・模試ごとに記憶を喚起するようにする。
普段の学習では扱わない。こうすることで、普段の学習がかなりボリュームダウンするはずです。
直前期なので、司法書士試験についても考えてみます。
自分が考える、司法書士試験における短期決戦科目は以下の通りです。
① 憲法の統治機構(判例を除く)
② 家族法
③ 商法総則・商行為法
④ 民事訴訟法の簡易裁判所手続・少額訴訟・手形小切手訴訟・支払督促
⑤ 民事保全法
⑥ 司法書士法
⑦ 処分の制限に関する登記、信託の登記、判決による登記
⑧ 商業登記法総論
⑨ 商法総則・商行為法に関わる登記
司法書士試験の場合は、試験範囲が「超」膨大なので、短期決戦にするのも科目というか「分野」で分けています。
実際に、自分も、司法書士試験を受験した時は、上記の9項目を2日前から当日の朝にかけてガツっと詰める勉強をしました。(残りは、記述式の間違いノートの確認や簡単な答案構成をするくらい。)
これはあくまでも一例ですので、ご自身の学習の中で、「これは短期で詰めればいいな。普段勉強しててもすぐに忘れるわ。」と思うものは、超直前に回してしまうようにしましょう。
普段の学習の密度を濃く。超直前は、一気に固める。
これが、範囲の広い試験を攻略するポイントです。