学習計画の立て方〜その①〜 | 思考と体系の館~行政書士・司法書士 合格応援ブログ~

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行政書士試験や司法書士試験のように、ある程度の難関資格に挑戦する場合、長期の学習を継続して行う必要があります。

この場合、学習計画をしっかりと立てることが必要不可欠です。

学習計画の立て方で重要なことは、次の通りです。

① 学習時間ではなく、学習量を基準にする
② 合格レベルの平均学習量を知る
③ 1〜2週間単位でノルマ設定をする
④ 予備日を必ず設定する
⑤ シチュエーションに応じた学習を設定する

まず、よくありがちなのが

「よし、平日は1日2時間。土日は6時間やるぞ」

こんな計画を立ててしまうことです。

学習時間というのは、あくまでも結果論です。
合格するためには、どうしても守らないといけない「量」というものがあります。

したがって、時間を軸にして学習計画を立てるのではなく、必ず「量」を基準にして設定すること。まず、これが前提になります。

すると、次に

「よし、平日は1日100問。土日は400問やろう」

というようなことをされてしまう方がいます。

自分の知る限り、平均的な合格者の方がこなせる問題量は、1時間単位で15〜20問程度です。
(直前期だと、この倍くらいはこなせますが)

また、読み進めていくテキストの頁数も、30頁前後だと思われます。

そのため、上記のような学習量の設定は土台から無理があります。

学習量を基準とするのは確かですが、そこに自分の学習時間との調和を図っていく必要があるということです。

学習の初期段階は、ここを見極めること。
これが何よりも重要だと思います。
自分は、1時間(もしくは30分)単位でどのくらいのものがこなせるのか。
それは、合格レベルのスピードと言えるのか。
(この辺りは個別で面談をするか、合格体験記などを熟読されると良いです)

これらを考慮の上、1週間単位のノルマを設定します。

例えば、

「平日は1日30問、土日はテキスト80頁ずつやろう。そうすると、1週間で、150問+160頁になるな。」

と、こんなイメージ。

もっとも、ここにも落とし穴があります。
それは、上記の計画は、1週間全てに学習の予定を設定しており、遊びの部分がありません。
これだと、何か事情があって学習が出来ないときに、一気に計画が崩れてしまいます。

これが、学習意欲を阻害してしまったり、取り戻そうと無理をしてしまったり。とにかく良いことがありません。そこで、必ず1日は特に予定を入れないで(出来れば、土日の午前や午後にも)、少し緩く計画を設定することです。

こうして、学習計画が出来上がっていきます。
ちなみに、各科目についてどのくらいの期間勉強するのか等については、各指導校の日程表が物凄く参考になります。

もちろん、講座を受講されるという方はそれに乗っかって。独学でいくという方でも、日程表自体は参考にして。

そうすると、合格レベルの計画を無理なく立てることが出来ます。

次回は、シチュエーションに応じた学習。
それから、計画進行に遅れが生じた場合の話をしていこうと思います。