それでは、前回の続きを書いていきます。
前回のお話で重要なことは
① 学習量を軸にして、計画を立てる
② 量は合格者基準に合わせる
③ 予備日を必ず設定する
ということでした。
これが決まったら、ご自身のライフワークの中に、学習計画を落とし込んでいきます。
計画に落とし込んでいく内容は、以下の3つ。
① テキスト
② 問題集(一問一答含む)
③ 暗記カード
この3つを、それぞれのシチュエーションにあてはめていきます。
まず、テキストを読み進めるという工程は、一番体力を消耗し、かつある程度落ち着いた環境が必要です。
したがって、ご自身のライフワークの中で、最も体力が充実しており、かつある程度の時間が取れる部分に充当していくようにしてください。これを、自分の中では「大時間」と表現しています。
そして、問題集を読み進めていく工程は、疲れてはいるものの、ちょっとだけやろうかなという環境でもこなせることが多いです。
したがって、仕事の前後のところで、少しまとまった時間が取れるというような時間帯がお勧めです。(もしくは、テキスト読みの集中力が持たなくなった時なども有効です。)これを、自分の中では「中時間」と表現しています。
最後に、細切れの時間です。
ここも勉強するようになったら、立派な受験生ですね。5分、10分といったような時間は、案外あります。そこで、意識的に休憩する。これも一つありですが、出来れば、何かをやりたい。
ここで威力を発揮するのは…ずばり、スマホ等で撮った写真です。
上記の学習をする中で、どうしても覚えられない(または、理解出来ない)図表や問題などが出てくるはずです。
これを、あらかじめ写真に撮っておく。いやはや、便利な時代です。ちょっとした待ち時間に、すかさずスマホを手に取り、写真を眺める。これを毎日のように繰り返します。
馬鹿にならないほど、記憶の精度が上がりますので、必ずやるようにしましょう。
以上、シチュエーションに応じた学習計画でした。これを、ご自身のライフワークに落とし込んでみましょう。すると、1週間でどのくらいテキスト&問題集を読み進められるのか。どこの細切れ時間で、記憶することが出来るのか。これが明らかになるはずです。
意外と、この学習計画に偏りがあるため、合格に届かないという方は本当に多いです。
この辺りはじっくり考えても良いと思います。