今度は、司法書士試験の午前の部マイナー科目であり、意外に「嫌だな……」と思われる刑法について、書きたいと思います。
刑法は、他の科目に比べると体系がはっきりしており、比較的理解はしやすい科目と言われています。
また、各論点についても、要件にかっちりあてはめをしていく。要件に該当するか否かが問題になれば、適宜解釈をする。こういったオーソドックスな勉強を心掛けるといいです。
ここを鍛えるには……刑法については、神テキストが存在します。過去問集もまとめ教材も基本的には必要ありません。
上記の体系や要件にあてはめること。
適宜出てくる解釈を非常にコンパクトに押さえ込んでいます。
司法書士試験においては、本書「のみ」を通読し、記載されている内容の理解&記憶をすれば、普通に満点を取ることが出来ます。
刑法は、図表でまとまったテキストは意外に読みづらいです。似た知識が混乱するというよりは、共通の要件において、どこがどうして問題になるかという方がはるかに問題になるからです。
もっとも、執行猶予であったり、賄賂罪、文書偽造といったように、似たような犯罪が多く、どこがどう違うのかという点で混乱することがなくはないです。
そのため、オートマ刑法を読み込んでいく中で、似た知識の混乱が起きた箇所のみ、適宜図表を参照し、それをベースにして記憶をしていくといいと思います。
個人的には、司法書士試験の刑法の対策において、オートマシステムは、頭二つくらい抜け出ていると思います。