2017年度 伊藤塾 最終模試の問題を全問検討する〜一般知識等編〜 | 思考と体系の館~行政書士・司法書士 合格応援ブログ~

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それでは、今度は一般知識等です。

例のごとく、最終模試を受験されていない方は、受験されてから読むようにしてください。
 
それでは、参ります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
問題47
最新時事をふんだんに含んだ、渾身の予想問題。
一回全部◯になってしまうのではないかと思います。2の党が違うというのは…まぁそういうひっかけあるんだなって意識しておくだけで全然違うと思います。論点的には取りたいですが、実際は難しいかもしれません。
 
問題48
これは、難しい。まず、基本知識として、オをピシッと切る。
あとは、日本語の問題になる感じです。たとえば、イの「ただちに署名」という辺りの語調が強いところから、×っぽいとか。
あとは、アのような「~事例はない。」という問題は、作問後、そういう事例が出てきたら、問題の答えが変わっちゃうな。という秋桜会会員の方の必殺の解法が使えます。だから、×。
これで、なんとか答えが絞れるかなと。ウも同じ論理でいくと、×になるのですが、アと比較をすれば、より事例として出てきそうなのは…アかな…とかそういう感じになると思います。
ちょっと苦しいですね。ここは取れなくても気にしなくて大丈夫です。
復習としては、ウ・エ・オをしっかりとみると良いと思います。
 
問題49
これは、地方自治法の問題ですね。
イだけ、知っていたかどうかが微妙なラインでした。本問は個数問題ですから、ここの判断をミスすると、間違えてしまいます。ということで、イのせいでミスをされた方は、あまり気にしない方がいい。

 

問題50

アは一番あり得るひっかけですね。ここは、きっちりと×をつけておきたい。

あとは、ちょっと知らないなー。という感じです。

復習としては、全般的に見ておいても良いと思います。EU関連の知識は、今年少し厚めにしておくことをおすすめします。

 

問題51

これは、サービス問題。

ゼロ金利政策とリーマンショックの時期が完全にズレています。

他の選択肢も基本ばかりですから、間違えたという方は、相当ねちっこく潰さないとダメ。

 

問題52

エが基本知識ですから、ピシっと切る。

イ、ウが度々ニュースなどでも取りあげられていたから、なんとかなったかな?と思われる問題。

エネルギー問題も出題が予想されるところなので、イ、ウの復習をするとともに、過去問の見直しをしておきましょう。

 

問題53

これは、中々難しい問題です。

アは、前段が過去問知識で○。後段は、年金対策で受給期間を「短縮」したというのは、やはりニュースなどでも取り上げられていたものです。したがって、撤廃ではありませんから、×。

イは、ちょっとマイナーな時事かなと思いますが、労働関係の最新時事ですから、押さえておくといいですよ。これは、判断できないと思います。現在の日本の動向から考えれば、○なんでしょうけれども。

ウは、有名な改正でしたね。厚生年金への一元化は本試験においても重要な知識ですから、ここはしっかりと×をつけたい。

エは、基本知識です。確か、現役並みの所得の人と分けていたような……という感覚から、「一律」とする部分がおかしいと気付いてほしい。これは、×ですね。

オは、行政書士業務として話題になっているという話を、各方面から聞いているだろうと思います。なので、○にしないといけないですね。

全体的に、近年の動向を踏まえた問題の構成でした。その意味では、かなり難しいと思います。

 

問題54

個数問題でなければ、Aランクです。

ウ・エがやや曖昧な点があろうかと思いますので、そこだけ修正を図って頂ければ、十分。

逆に言えば、ア、イ、オの判断でミスをしている場合、それはマイナンバーに対する対策をしなさすぎです。早急に、テキストや総務省のHPなどを通して、マイナンバーの基本を学習すべきです。

 

問題55

ずいぶんと、マイナーな用語を聞いてきたな。という問題。

出来なくても、全く気にする必要はありません。

 

問題56

これも難しい。

こんなことを知っているという方は、業界の人でない限りは、まずいないと思います。ということで、基本的に無視でオッケーです。

あえて検討するのであれば、イは、3年前に設置されてるのに、立法していないとは、なんたる怠慢だと思い×。ウは、原則禁止は時代に逆行してますので、違うだろうと。これで×。

これで、2、5の二択ですが、答えが出ません。

それでいいんだと思います。

 

問題57

4以外は過去問知識で、何の問題もなく判断出来るんじゃないかと思います。

これといって、検討することもないですね。こういうのを落とすと致命傷です。

 

問題58

解法をしっかり使いましょう。

まず、選択肢の冒頭の多数派であるイをとる。

これで、答えは1、3、5のいずれか。さらに、「イ→オ」の流れが多数派なので、1、5のいずれかが答えだ。統計的に、文章理解は5→4→3の順序で解答になる確率が高いので、5が答えだと仮定。ここから、並び替えた文章が合っているかを検証する。今回は、運良く一発で答えが出ましたね、はい終わり。という問題でした。

 

問題59

解法を使うと、答えは1、3のいずれかなのですが、今回はダメでした。

多数派の法則から、1、3が答えなんじゃないかと仮定し、埋めに入ります。すると、Iに入るヒントがほとんどないです。自動詞と他動詞の意味くらい分かっておけよということなのでしょうか。語彙がないと問題が解けないのは微妙にルール違反な気もするので、これは解けなくてもいいかなと思います。解法を使っても間違えるし。

 

 問題60

 まず、多数派の法則より、3を切ります。

最初に入るのはアかエか。

問題文の「創造ではない。〜」というところとエの「創造とはこの意味の〜」が、流れと指示語の関係からすっきりしますから、最初はエで確定。

すると、エ→ウまでは確定です。そして、「身に覚えのないことをせよ」という内容と、アの「と要求される」の部分が合致しますから、文末はアで確定。

したがって、答えは4です。これもどうということはないかなと思います。

 

以上、一般知識等は

 

47、51、57、58、60

 

ここを確実に取って

 

48、49、53、54、59 から、2問題くらい工面して7問。

 

これが合格のイメージになると思います。