過去問の前に | 思考と体系の館~行政書士・司法書士 合格応援ブログ~

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伊藤塾行政書士試験科で講師をしている平林勉のブログ。合格後資格を通してどのような生き方があるのかを日々模索中!
「思考」と「体系」を武器に法律の世界をひも解いていく。今までに類をみない最強の講義をご提供いたします!!

現在、一般知識等完全マスターを淡々と収録中です。

今回は初の試みで、高校入試のごとく、時事を紹介していく形式に。

さて、本日の収録ではなぜかスマホのSIMロック解除の話が出てきました。

なぜでしょう?

これ感覚が、行政書士試験対策にはとてつもなく重要なのです。

おっとまた誰か…気のせいか。

続けます。

答えは過去問にあります。

平成24-51-アにおいて、次のようなことが問われました。

ビール、乗用車、携帯電話サービスなどは、少数の大企業に生産が集中する寡占化が進んでおり、国内の市場占有率は、近年上位3社で6割を超えている。

独占・寡占は平成24年度に問われてから、出題がないので、要注意の論点です。

話を元に戻すと、上記の設問はデータからすると正しいです。いずれも、大手3社の名前が上がるくらい有名なはずです。

この寡占化は、市場価格の下方硬直性という弊害が生じやすくなるため、それなりの対策が必要です。

なんとなーく分かってきましたでしょうか。
そう。このSIMロック解除が、携帯電話業界の寡占を緩和し、競争社会にする一つの方法なのです。


ゆえに、平24-51-アの延長線にこの話は位置づけることが出来ます。だから、この話は試験対策として知っておくべきなのです。

時事をどうしようか。
こんな悩みは過去問を読むことで解決できます。
過去問の射程に時事を置く。

一般知識等完全マスターを受講されている方は、この辺りを感じてみるとよろしいかと。