混乱した知識、間違えた問題をストックする方法 | 思考と体系の館~行政書士・司法書士 合格応援ブログ~

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伊藤塾行政書士試験科で講師をしている平林勉のブログ。合格後資格を通してどのような生き方があるのかを日々模索中!
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そろそろインプット講義の時期が終わり、模試や答練の時期に入っていきますね。

あ、地味に更新再開です。

さて、タイトルの件につきまして。

これから間違えた問題や混乱する知識を効率よくストックしていくことが必要になりますね。

自分が実行していて、まぁこの方法が一番だろうなというものをご紹介します。

それは

間違えた問題を解くために必要な知識や混乱する知識をQ&Aの形に残しておくことです。

単に、テキストに戻ってグルグル印をつけたり、問題自体をストックするのは得策ではありません。

というか、情報が散在するし、やることは増えるしたまったもんじゃありません。

そこで、上記の方法をオススメします。

具体的に示しましょう。

例えば、以下の問題を解いたとします。

自己の所有する動産を詐取された者は、詐取した者から善意無過失でその物を譲り受けた者に対して、詐取の時から2年間、その物の回復を請求することができる。

誤り。
193条に基づく回復請求は、「盗品又は遺失物」の場合の話であり、詐欺や横領の場合は、回復請求が認められないから。

で、です。

この問題をストックすると、次のような問題が起きます。

①その問題は解けるが、他に応用できない

②その問題自体をテキストに移したりしないといけない

だから、このようにストックするのが得策。


193条に基づく回復請求が認められる場面(要件)とは?


即時取得の要件を満たし、動産が盗品又は遺失物である場面

どうでしょう。

これくらいなら、それ用のバインダー1冊を用意しておけば全科目かなりコンパクトに知識をストックできるのではないでしょうか。

しかもQ&Aだから、自分が本当に答えられるのかも確認できます。

さらに、知識をきちんと抽象化していますから、どんな問題がきても対応できます。

こんな形で夏以降の答練・模試の問題に立ち向かってほしいと思います。