石油ファンヒーター
寒い季節になってきた。
もう、暖房無しではいられない。
暑さに対してはどんなに暑くても耐えられた。
ここに越して来てから、
エアコンなど使っていない。
というより、エアコンなどなかった。
今年も、エアコン無しで耐え抜いたのだった。
夏。
汗を流しながらすごしても、
動けなくなるという事はない。
しかし、
寒さというのは違った。
寒さにふるえ、何も出来なくなる。
寝る事すら。
ファンヒーターは、
娘の母親が持ち去ってしまった。
俺は、石油(灯油)ファンヒーターを買う事にした。
家電量販店をみても、
一万円を切る製品は無く、
近所のホームセンターに九千円台の製品があった。
家電量販店では、同じ製品が一万二千円くらいだった。
製品のメーカー名も気に入った。
トヨトミ。
何と高貴な名前だろう。
俺はそれを買い、
車に積み込む。
去年の冬は、
俺の部屋にファンヒーターは無く、
電気仕掛けのヒーターを寝る前の僅かな時間起動するだけだった。
今年は快適な冬になるかもしれない。
ふぁんひーた★送料無料★トヨトミ〔LC-32A〕石油ファンヒーター(木造9畳まで・コンクリート12畳まで)...

¥11,740
楽天
もう、暖房無しではいられない。
暑さに対してはどんなに暑くても耐えられた。
ここに越して来てから、
エアコンなど使っていない。
というより、エアコンなどなかった。
今年も、エアコン無しで耐え抜いたのだった。
夏。
汗を流しながらすごしても、
動けなくなるという事はない。
しかし、
寒さというのは違った。
寒さにふるえ、何も出来なくなる。
寝る事すら。
ファンヒーターは、
娘の母親が持ち去ってしまった。
俺は、石油(灯油)ファンヒーターを買う事にした。
家電量販店をみても、
一万円を切る製品は無く、
近所のホームセンターに九千円台の製品があった。
家電量販店では、同じ製品が一万二千円くらいだった。
製品のメーカー名も気に入った。
トヨトミ。
何と高貴な名前だろう。
俺はそれを買い、
車に積み込む。
去年の冬は、
俺の部屋にファンヒーターは無く、
電気仕掛けのヒーターを寝る前の僅かな時間起動するだけだった。
今年は快適な冬になるかもしれない。
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夢日記 2010.10.26
こんな夢を見た。
俺には弟がいた。
知的障害を持った弟で、肉親はそれだけ。
俺は体がでかく、腕っ節も相当なもので、
空手かなにかの格闘技の達人らしい。
弟と二人並んでいると、
まるで子供と大人だった。
(夢とはいつも、とんでもないものだ。自分でも訳が分からない)
俺達二人はスーパーで買い物をしていた。
弟からは、一時たりとも眼を離せない。
すぐに何処かへ消えてしまう。
年齢的には、立派な中年と言えるだろうが、
心は少年そのものだった。
弟だけが、俺の生きる支えとなっている。
後はなにもなかった。
いつだって、俺は弟を守ってきた。
何があっても。
俺達が買い物を続けていると、
突然、スーパーの中で悲鳴が聞こえた。
覆面をした男達が銃を持って押し入ってきた。
男のひとりが、弟に向かってまっすぐに突進し、
俺はとっさに間に立ち、それを阻止しようとした。
瞬間。
俺は男を蹴り倒していた。
男は息をしていない。
俺は床に倒れたその男の姿を見て愕然とした。
男は子供だった。
手に持っているのはおもちゃの銃で、
周りに集まった人集りは、
俺を非難の眼で見つめている。
なんてこった。
これで刑務所行きか。
とっさ弟のことを考えた。
俺がムショにぶち込まれた後、
誰が弟の面倒を見るのか。
弟は施設に入れられてしまうのか。
俺は狼狽し、
こみ上げる涙を、こらえることが出来なかった。
終わりだ。
すべてが、
生きる希望。
すべてが潰えた。
悲嘆の涙にまみれながら、
俺は目覚めた。
俺には弟がいた。
知的障害を持った弟で、肉親はそれだけ。
俺は体がでかく、腕っ節も相当なもので、
空手かなにかの格闘技の達人らしい。
弟と二人並んでいると、
まるで子供と大人だった。
(夢とはいつも、とんでもないものだ。自分でも訳が分からない)
俺達二人はスーパーで買い物をしていた。
弟からは、一時たりとも眼を離せない。
すぐに何処かへ消えてしまう。
年齢的には、立派な中年と言えるだろうが、
心は少年そのものだった。
弟だけが、俺の生きる支えとなっている。
後はなにもなかった。
いつだって、俺は弟を守ってきた。
何があっても。
俺達が買い物を続けていると、
突然、スーパーの中で悲鳴が聞こえた。
覆面をした男達が銃を持って押し入ってきた。
男のひとりが、弟に向かってまっすぐに突進し、
俺はとっさに間に立ち、それを阻止しようとした。
瞬間。
俺は男を蹴り倒していた。
男は息をしていない。
俺は床に倒れたその男の姿を見て愕然とした。
男は子供だった。
手に持っているのはおもちゃの銃で、
周りに集まった人集りは、
俺を非難の眼で見つめている。
なんてこった。
これで刑務所行きか。
とっさ弟のことを考えた。
俺がムショにぶち込まれた後、
誰が弟の面倒を見るのか。
弟は施設に入れられてしまうのか。
俺は狼狽し、
こみ上げる涙を、こらえることが出来なかった。
終わりだ。
すべてが、
生きる希望。
すべてが潰えた。
悲嘆の涙にまみれながら、
俺は目覚めた。
音が聞こえる
薄暗い。
淀んだ空気。
硝煙。
爆音。
夢。
俺は銃を持ち、
敵と対峙し、
どうやら、
撃ち殺されるのを待っているらしい。
そうさ、
いつ弾丸が飛んできて、心臓を貫き、
死ぬかわからない恐怖。
そんなものに、耐えられるはずが無い。
一刻も早く、その恐怖から逃れたい。
ただそれだけだった。
閃光。
炸裂音。
俺は死んだのか?
目覚めると外は雨だった。
頭痛がした。
這い上がり、
iTunesを起動する。
Useless Information /Apparat


¥150
iTunes
※モバイル非対応
useless information
最近お気に入りの曲だった。
明瞭に、映像が浮かぶ曲。
クラシックにせよ、
ポップスにせよ、
エレクトロにせよ。
良い音楽はいつだって、
頭の中にイメージが浮かぶ。
廃墟を背にした砂浜。
血のような赤い空。
緑色の海。
俺はそこに立ち、
ただ絶望する。
いや、
その逆か?
家の中は寒く、もはやTシャツ一枚ではいられなかった。
ストーブを買わなければならない。
俺はそんなことを考えながら、
頭痛薬を飲み下した。
そのとき、
俺を呼ぶ死人の声が聞こえたきがした。
はっとして振り返ると、
猫が俺を見つめていた。
淀んだ空気。
硝煙。
爆音。
夢。
俺は銃を持ち、
敵と対峙し、
どうやら、
撃ち殺されるのを待っているらしい。
そうさ、
いつ弾丸が飛んできて、心臓を貫き、
死ぬかわからない恐怖。
そんなものに、耐えられるはずが無い。
一刻も早く、その恐怖から逃れたい。
ただそれだけだった。
閃光。
炸裂音。
俺は死んだのか?
目覚めると外は雨だった。
頭痛がした。
這い上がり、
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最近お気に入りの曲だった。
明瞭に、映像が浮かぶ曲。
クラシックにせよ、
ポップスにせよ、
エレクトロにせよ。
良い音楽はいつだって、
頭の中にイメージが浮かぶ。
廃墟を背にした砂浜。
血のような赤い空。
緑色の海。
俺はそこに立ち、
ただ絶望する。
いや、
その逆か?
家の中は寒く、もはやTシャツ一枚ではいられなかった。
ストーブを買わなければならない。
俺はそんなことを考えながら、
頭痛薬を飲み下した。
そのとき、
俺を呼ぶ死人の声が聞こえたきがした。
はっとして振り返ると、
猫が俺を見つめていた。