ホームセンターで売っている4mm厚のベニヤ板で、カヌーやカヤックを作っています。
はじめて作ったのは、かれこれ20年ほど前になります。
↑ココの会に入会すれば、設計図を購入できます。
入会したからと言って、入会金や年会費などは発生しません。
とりあえず入会だけしておいて、作りたくなってから図面を購入すればいい。
会報もないし、集会もありません。
ほったらかしというか、この会を運営している方が趣味でやっているだけと言っても過言ではないのではないだろうか?
だからと言って、適当なものを作っているわけではなく、しっかりとした「舟」を設計して公開されています。
肝心の設計図は、協力金と言うことで2000円で入手できます。
A4用紙に、原寸で約35枚に分割して送ってきてくれます。
その35枚を1枚のベニヤ板に並べて、カーボン紙で書き移す。
ベニヤ板は、大体5枚くらい使用します。
書き写したベニヤ板を、ノコギリで切り出し、ボンドとテープを使ってくみ上げる。
私は、20年前に第1号艇のカヌー(厳密には2号艇?)を作りました。
カヌーとは、インデアンなどが漕いでいるような、オープンデッキの2名ほどで乗る船を指します。
カヌーでは、波の大きな海では、海水が入りやすいので向いていません。
海での使用を目的とするのであれば、やはりカヤックになります。
そんな理由から、自分で設計したカヤックを1艇作りました。
この会の掲示板を読んでいただけるとわかるのですが、機会があれば希望する仕様のカヤックを設計してもらえることがあります。
私も、この会とは古い付き合いになります。
薄くて小柄な軽量カヤックの設計をお願いしたのが、2016年。
図面到着後に、すぐに制作にとりかかるつもりでしたが、その年から子供が少年野球を始めたため、休日はすべて野球にとられてしまいました。
今年になって、学童野球を卒業したことで少し時間が取れるようになりました。
で、7年の歳月を経て、やっと罫書(ベニヤ板に転写)が完了。
いよいよ切り出し作業に移ります。
そうなると、実際の仕様をどうするべきか考えていかなければならない。
差し詰め、海まで運ばなければならないので、そこを突き詰める。
私のルーフキャリアが付いている車は、軽自動車である。
全長が3395mm。
カヤックの全長が約5000mmなので、そのまま載せると道路交通法違反になる。
というわけで、約1000mmほど、短くしなければならない。
先端から1000mmのところで切断(↓図面の黄色い部分)して、2分割にしようかと考え中。
2分割には苦い思い出がある。
先に作ったカヤックも2分割で製作したが、処女航海の時にみごとに破損してしまった。
琵琶湖で漕いでいるうちに浸水が始まり、ほとんど満水になったころに岸にたどり着けた。
危うく死ぬところだった。
原因は、市販の木工用ボンド(黄色や白色のボトルのやつ)は、水性なので湿気に弱く、小さな隙間から水が回って、ボンドが溶けてしまったことである。
その対策は、すでにこの会でも検討を重ねて改善済みである。
それに、今回はFRPを使用予定なので強度も十分と思われる。
ご興味のある方は、ぜひホームページを見てください!