こんにちはナカジーです。
思春期に英米のロックで育ったボクは、このブログの中で「My Classic Rock」というタイトルで幾つものミュージシャンやバンドを紹介してきましたが、今回はRockではなく”POPS”、しかも男性ではなく初の女性シンガーについて書きます。
70年代中盤以降様々な女性シンガーが台頭しました。
リンダ・ロンシュタット、スージー・クアトロ、フリートウッドマックのスティービー・ニックス、ダイアナ・ロス、ドナ・サマー、ブロンディ…
そんななか誰もが知っているといえば、やっぱりオリビア・ニュートン・ジョン
中学生の頃「ジョリーン」や「カントリー・ロード」がヒットして、そのルックスも相まって男女問わず人気が高かったのですが、硬派なロックに夢中だったボクには全く興味が湧かなかったのを覚えています。
それが高校に入ると急にオリビアにドハマりします。
理由は映画「グリース」です。
内容はオリビア演じる箱入り娘のヒロインが、ワルの彼氏(ジョン・トラボルタ)と知り合って、好意を抱き、ついには自分も不良の仲間入り
たわいもないコミカルなストーリーですが、映画は当時世界中で大ヒット。
映画のサントラからのリリースも次々とヒットチャートを駆け上がり、社会現象となっていました。
その映画の中の清純派から不良になるオリビアのギャップが好きになったのはボク以外にもたくさんいるんじゃないでしょうか。
その後エレクトリック・ライト・オーケストラ(ELO)とコラボした「ザナドゥ」「マジック」、そして1982年年間チャート1位のメガヒットとなった「フィジカル」へと続いてゆきます。
そんななかボクがSpotifyで今でも好んで聴いているアルバムは「Totally Hot」、それまでカントリーミュージック中心だった彼女がグリースの後に、R&BやR&Rに積極的に取り組んだ意欲作です。
なかでも大好きな曲は「Boats Against The Current」(雄々しき翼)、エリック・カルメンの作品ですが、詩も含め壮大で感動的なバラードです。
オリビアの少しハスキーな高音域と語りかけるような低音域が曲をよりドラマチックにします。
ところでオリビアといえばオーストラリア在住ということもあって、日本の伝統のクジラ漁を”残酷”と批判して、日本に波紋を呼びましたが、当時ボクも来日コンサートに行こうと思っていたのをやめてしまいました。今考えると育ってきた文化や環境の違いもあるので、やむを得ないことですね。(ちなみにその後オリビアはクジラ漁に理解を示しましたよ。)
それにしても高校の時に映画「グリース」を一緒に観に行った女の子がどうしても思い出せない。
それほど映画に没頭してたのかなぁ。。。
ごめんなさい、大変失礼いたしました。