こんにちはナカジーです。
先週の月曜日に大瀧詠一の「A LONG VACATION」についてブログを書いたところ、よくあることですが一度スイッチが入るとさらに昔の作品が懐かしく思い、他の多くの楽曲も聴き直していました。
A LONG VACATION以降の彼の活躍は多くの人が知るところで、本人の新作発表よりも著名な歌手たちへの楽曲の提供がメインで、たくさんの大ヒット曲を生み出しました。
松田聖子の”風立ちぬ”、森進一の”冬のリビエラ”、薬師丸ひろ子の”探偵物語”、小林旭の”熱き心に”などのほか、変わったところでは「オレたちひょうきん族」の”うなずきマーチ”やちびまる子ちゃんの主題歌があります。(そういえば「佐野元春「杉真理」と組んだユニット【ナイアガラトライアングル】なんてのもあったな。)
しかし当時ボクたちが興味があったのは「A LONG VACATION」以後のことではなく、それ以前。
つまり突如として現れた無名のアーティストのそれまでの作品が聴きたくて購入したのですが、見事に裏切られた覚えがあります。(これはこれで大好きなんですけどね。。。)
どんなふうに予想を裏切られたかというと、大瀧詠一といえば無類の”音頭キチガイ”で民謡の金沢明子に提供した「イエローサブマリン音頭」の他「Lets Ondo Again」「クリスマス音頭」などがあり、音頭以外にも真面目にやってるのかふざけてるのかよく分からないパロディソングが満載。。。
そんななかでみんなが集まった時によく聴いていたアルバムが「ナイアガラ・カレンダー」。
1977年のクリスマスの日に満を持して発売したときのセールスは大失敗だったのですが、1月から12月までの全12曲を収録したこのアルバムはその後少しは話題になりました。
例えばエルビスプレスリーをパロったロックンロールに野球拳に演歌。
はたまたビーチボーイズに「泳げたいやきくん」を演奏させたみたいな曲に、ラストはあの”滝廉太郎”の「お正月」をなんとアカペラのドゥワップにするといった荒技とまさにやりたい放題。
「ナイアガラ・カレンダー」を聴くと、20歳ごろに夜な夜なバカ騒ぎをしていたことを思い出します。
ちなみに収録曲はコチラ
- Rock'n'Roll お年玉
- Blue Valentine's Day
- お花見メレンゲ
- Baseball-Crazy
- 五月雨
- 青空のように
- 泳げカナヅチ君
- 真夏の昼の夢
- 名月赤坂マンション
- 座 読書
- 想い出は霧の中
- クリスマス音頭〜お正月