こんにちはナカジーです。
ついこの前、年が明けたと思ったらもう2月ですね。
緊急事態宣言の延長が濃厚ですが、確実に効果は出ているのでもうしばらく我慢しましょう。
さて昨日大河ドラマ「麒麟がくる」に関してのブログを書いたのですが、昨夜の放送話を観てさらに感じたことを書きます。
信長のあまりにも理不尽な仕打ちを受け続けてからの、ダメ押しの”悪魔の宴での足蹴”に対してのまさかの”光秀トマホーク(斧)チョーップ”のラストに「緊張感マーックス!」とか「スカっとした~!」と感じる人が多いと思いますが、現実的にはあの場で”打ち首”か”切腹”間違いなしですよね。(ハハハ。。。
)
それと大河ドラマを観た翌日には主人公が自分に乗り移ってしまうので、思わず職場のイヤな上司や理不尽な取引先の担当者、迷惑な隣人、そしてなによりも家庭内で、ドラマの光秀と同じように「チョーップ!」をやってしまわぬよう気を付けてください。。。
しかし信長があそこまでして、執拗に光秀に嫌がらせをするのは何なんでしょうね
幾つか考えてみました。
1.光秀のすべてに嫉妬
光秀は信長に指示されたことに対し、常に指示以上の結果を出し、持ち帰ります。
さらに独自の感性で人脈を作り、信長以上の評価をそこに生み出してゆきます。
「オレより目立ちやがって!」ってヤツで、信長の光秀に対しての妬みと考えます。
2.光秀の忠誠心を試す。
信長の組織の末期は”極度の緊張と恐怖”によって統制されています。
先代から長年仕えた「佐久間信盛」を突然解雇する”見せしめ”によって配下の緊張はMAXとなり、身内のスパイ行為でもいいから何か信長に手柄を認められるような”足の引っ張り合い”が横行するなかで、唯一光秀だけは「正論」や「間違いの指摘」をぶつけてきます。
従って「光秀はエラそうだ!」「オレは主君だぞっ!」ってヤツですね。
3.光秀が自分を脅かすことを怖れる。
いわゆる”権力者あるある”ですよね。
自分をここまで導いてくれた光秀に対して脅威を感じ、やがて自分の地位を奪われるんじゃないかと一方的に感じ始める。
これは後に豊臣秀吉が軍師である黒田官兵衛に抱いた感情や千利休や自分の養子の豊臣秀次を切腹に追い込んだ背景に酷似しています。
さあいよいよ来週が最終回ですね~。
刮目しますよー
そんな【麒麟がくる】を観たわずか1時間後にたまたま観た【林先生の初耳学】の”ダルビッシュ有”の言葉があまりにも対照的で感動的だったので紹介しておきます。
ダルビッシュは独自の価値観を自由に発信し続けるので昔のプロ野球OBたちには嫌われていますが、現役の選手、特にピッチャーは彼に労を惜しんで逢いに行きます。
その理由が、自分のノウハウや辛かった体験をオープンにし、絶えず相手に寄り添ったポジティブな言葉をかけるところにあります。
「ネガティブな言葉は言った本人はそう感じてないが、受けた人は不安や恐怖を感じ続け、それがトラウマになってしまい、鎖のように自由を奪い取ってゆく」と言っていました。
そしてさらに、「調子の良い時も悪い時も同じ態度でその人に接することが大事で、もし引退後に野球に携われるとしたら、コーチとかではなく、ポジティブなことを言って選手を励ます役割がしたい。」と締めくくりました。
あまりにも対照的な【織田信長の恐怖政治】と【ダルビッシュ有の金言】
記憶に残すために文章にさせてもらいました。
何気ない日常の中でも、なんか考えさせられますね。
さあ今週もワクワクしようっと。