こんにちはナカジーです。
ここのところ新型コロナウイルスの感染者数も徐々に減少してきて、緊急事態宣言が解除されるあと一歩のところまで来ましたね。
もうひと頑張りです。(あっ、ガンバっちゃダメなのか)
一方韓国やドイツのように、少し気を緩めたらすぐ第2波が押し寄せるのが感染病の怖いところだと思います。
だからといってこれ以上経済をストップさせたら、コロナ以上に経済による犠牲者が出てしまうし、全くもって大変なことです。
報道で言われているとおり、「自粛」か「経済優先」かのゼロか100かではなく、どうやってコロナと共存してゆくかを考えて実行するしかないとみんなが感じ始めているなかで、最も参考になるのが一番最近のパンデミックと言われる100年前の【スペイン風邪】がどう終息したかになると思います。
スペイン風邪は1600万人が亡くなった第一次世界大戦とほぼ同じ時期に拡がり、1918年1月~1920年12月の完全終息まで3年の時間を費やしました。
スペイン風邪と言われている理由は決してスペインが発生源ではなくて、戦時中ヨーロッパで唯一の中立国であったスペインが名前を勝手に使われたらしいです。(ヒドイ話。。。)
全世界の人口の4分の1の5億人が感染し、死者は第一次世界大戦の戦死者を遥かに上回る5000万人とも言われています。(諸説あります)
わが日本では今の台湾に巡業に行った力士が肺炎で死亡したのが始まりとされ(これも諸説あります)当時の人口5500万人のうち2400万人が感染して40万人が死亡しました。
当時も感染予防対策は政府から発信され、驚くことにその内容は現代のそれと同じく、うがい・手洗いの徹底と人の集まるところには行かないなどです。(3密を避けるですよね。)
ただ当時はテレビもなければもちろんインターネットもSNSもないので、どうやって対策を知らせたかというと結局は劇場・演芸場・公衆浴場などの人が集まるところになってしまい、逆に感染を早めた皮肉な結果になってしまいました。
最終的に日本では第3波まで到来し、全員が抗体を持つことによってスペイン風邪は終息に至りました。(結果的に対策はほぼ無力でした。)
これは全世界でも全く同じで、ある意味経済活動を全くといって停止させることもなかった故に、収束した後も殆ど経済不況を招くことはありませんでした。
新型コロナウイルスはまだまだ未知数ですが、こと日本を含めた東アジアではスペイン風邪と比較して致死率は低いことは証明されています。
なおかつ医学の進歩・充実は100年前の比ではありません。
さらに情報も迅速に届き、人々がパニックになることも少なくなりました。
従って「自粛」と「経済優先」をタイミングをみてバランス良くやってゆくのを地道に継続すれば、感染死者数を抑えることができ、かつ経済不況による犠牲者も食い止めることが出来るかと思います。(つまりは経済活動を若干優先させて、ワクチン開発を待つということですかね。)
とはいえ何をやっても批判が出てしまう世の中です。(ある意味そっちのが恐い)
方針を決定する人は本当に大変ですよね。(もちろん、医療現場の人はもっと大変です。ありがとうございます。)
これはあくまでもボクひとりの個人的な意見です。どうぞあしからず。。。
でも世の中が良くなってゆくことを願ってやみません。
be happy all of the world