さてさて、今回の舞台は ドラマプランニング
ドラマ制作な裏側です。
飛ぶ鳥落とす勢いの熱血若手プラデューサーに原くん。
業界人丸出しのテレビ局の制作に東京ダイナマイトの松田大輔
私たちのお気に入りの横内亜弓さんは今回は原作の漫画家の先生。結構新鮮な役。いつもクセつよな役が多いけど、今回はまともなんだけど、こだわりの強い漫画家先生。
そして我らがいとうあさこは、主演俳優のマネージャー。これが癖が強くて、嫌な感じのマネージャー。
いとうあさこはオカンの役をやることが多かったので、今回の役は新鮮。
どのキャラも絶対業界にいるんだろうなって思うキャラ。
演者も思い浮かべる人がいるんじゃないかな。
それぞれの想いの強さでこだわりを口にして、方向性がバラバラになっていき複雑になっていく。
みんないい作品を作りたい思いは一緒。
でも、原作を愛してる漫画家先生目線、ドラマとしてわかりやすく表現したい脚本家、当たり前じゃない上質なドラマにしたい監督、自分の俳優をいい形で売り出したいマネージャー、
みんな少しずつ方向がずれた主張をした結果、まとまらず、みんなが満足な形にならない。
それを熱意と胆力でまとめ上げようとする熱血プロデューサーが原くん。
熱血な役は原くんにピッタリ。セリフは聞き取りやすいし、2時間熱量はずっとフルマックス。でも表情しぐさの細かいところもちゃんと演じてて、原くん、中々よかったです。
その原くんの熱量を山田ジャパンのいつものメンバーも負けじと受け取って同じ熱量で返す。
今回の舞台はとにかく熱量がすごかった。
ただ、いつもの山田ジャパンはもう少し緩急があって、笑いとペーソスが絶妙なんだけど、
今回はひたすら熱量高めだったかな。
もしかして、原くんに当て書きした脚本?
キーワードの情熱の層がちょっとわかりにくかったというか、やや切れ味が悪いかな。
でも、業界じゃなくても、みな良いものを作りたい想い、情熱は一緒だけど立場が違えば主張も違う。それをいかにまとめるか、がものづくりにおいても大事なので、そうだよなぁって思うとこはたくさんありました。
最後の解決策のきっかけになった、みんなの意見が割れ出したきっかけをみつけ、そこをみんなでもう一度意見を出し合いすり合わせ、みんなが納得するものにする。
そうすることで前に進むことができた
というのは、ちょっと勉強になりました。
次は来年の3月か、楽しみ。
そうそう、原くんのノックするパントマイムが何度も出てくるんだけど、何度見ても革命のダンシングナイトの振りにしか見えなかった。
ちょっと面白かった、、、
あーちゃんに言ったら、あーちゃんも含め、劇団のみんなそう思ってたようで、まさかのあーちゃんが革命のダンシングナイトをちょっとだけ踊ってくれました。笑