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なんか、細菌アメブロの調子悪いなー。
いきなり記事消えたりしてるやん!(>_<)
私だけ?


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間違いない。
今朝の男だ。
全員からの視線を浴びながら、男は堂々と俺達の教室の中へ入ってきた。

「おーおー。どいつもこいつもマヌケ面ばかりじゃねぇーか。本当にこんな所で大丈夫なのかよ。」

室内を見渡し、クラスメイトの顔を見ると男が呆れた顔をし呟いた。

無理もないだろう。
こちらからすれば、いきなり教室のドアをブチやぶって入ってくるこの男の方が大丈夫なのか?という感じだ。

「おい、理莉(りり)ー。聞いてんのかよぉ。」

男が振り返り、後ろに向かって文句を言っている。
1人ではないと言う事は、どうやら朝言っていた〈連れ〉も一緒に来ているようだ。
名前からして女性のようだが、朝の俺の推理からするに前者が正解だったようだ。
どうやら連れと共にこの学院に何やら問題を起こしにきたという所だろうか....

「私に聞かれても、知らない。」

振り向いて応答を待っていた男の後に姿を現したのは、女性どころか男の身長の半分位しかない子供だった。

「私に文句言われても、困る。それに、私だって航(こう)ちゃんが来なかったらこんな子供ばっかの所、来たくなかった。」

子供、嫌い。と頬を膨らませ俺達を睨みつける。
俺からすると、理莉と呼ばれているこの少女の方が子供に見えるのだが。




「理莉、お前もガキだ。」

すかさずご最もなツッコミを入れた男に、どうやら俺の目は間違っていなかったらしいと確信を得た。

それにしても、何なのだろう。
先程から言葉は横暴だが、俺達に危害を加える様子は伺えない。
どうみても、航ちゃんと呼ばれる男と理莉と呼ばれる少女が漫才をしている様にしかみえないのだ。

そうこうしている内に、航ちゃんと呼ばれる男がやっと本題を切り出した。

「おっと。あまりゆっくりもしてられねんだよな。いいか、ガキ共。よく聞けよ!



お前達は選ばれた。

この何万何千と居る人間の中から、選ばれたんだ。光栄に思え。」

意味が分からない。
いきなり入って来て、選ばれたとは何の事を言っているのか。

クラスメイト達も意味が分からず
何の事だ?テレビか何かか?
選ばれたって?
とザワつき出している。

「そうだ。選ばれたんだよ!つまり、お前らはチャンスを与えられたんだ!」

航ちゃんと呼ばれた男は、得意気にまたは喜々といった表情を浮かべ両手を伸ばし説明を始めた。

しかし、なかなか核心をついて来ない話に痺れを切らしたのか、今まで呆けていた教師もいいタイミングで正気に戻ってくれたようだ。

「ちょ、ちょっとキミ!いきなり入って来て何を訳の分からない事を言っているんだ!大体、部外者は立ち入り禁....」

男の話を遮る様に声を荒れ上げた教師が、男の肩を掴んだ。

その瞬間だ。

―ダアァァァンッッ!!

何かが凄い勢いでぶつかった様な大きな音と、ピキピキっと亀裂の入る音が教室に響いた。




黒板に吊るされている教師。
その教師の首には、大きな円状の鎌が当てられていた。
そう、まるで漫画でよく見る死神の鎌にソックリだった。

その柄を辿って行くと、一体どこから出したのか、理莉と呼ばれた少女がか細い腕でその鎌を握り締めていた。

「....今、航ちゃんがお話ししてるでしょ。邪魔、しないで!!!!」

先程までの少女の顔ではない。
眉間にシワを寄せ、瞳孔の開ききった目は殺気というものを感じさせるのには十分な程だった。

教師が青ざめ、身震いをしたのがわかった。
僅かに動いた時、良く磨がれた鎌の刃に肌が触れた。
その瞬間だ。
教師の首から血が噴き出した。

頸動脈を切ってしまったのか、噴き出した血は止まる事なく教卓の前に居た生徒達に勢いよく振り注がれた。

「き...きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

一人の女子生徒が悲鳴を上げた。
それを合図にしたかの様に、周りの生徒たちも声をあげ立ち上がった。

―ガタガタッ

イスや机のズレる音がし、教室の中は一気に騒がしくなった。

「五月蝿いッ!!!!」

しかし、それに負けないほどの大声が教室に響いた。
クラスメイト達は驚愕し、声の主へと目を向けた。

「聞こえなかったの?まだ航ちゃんの話、終わってない。動かないで!」

理莉と呼ばれた少女は、先程と同じく瞳孔の開いた顔でこちらを睨みつけた。
顔や服には、ベッタリと先程の教師の血がついていた。

ヒッと小さく悲鳴を上げるも、恐怖のあまり身動きも出来ずクラスメイト達は大人しくなった。
早く航ちゃんと呼ばれる男の話が終わる事を願って...。




そんな緊迫した教室内に呑気な声が響いた。
「いやー、怖い怖い。理莉は本当に短気だなぁ。」
ケケケっと、笑う航ちゃんと呼ばれる男に理莉はムッとした表情になり
「私が短気なのは、航ちゃん絡みの時だけだもん。」
と呟いた。

「さぁてと、余興はこれ位にしていい加減本題戻りますかね!」

パンッと両手を合わせ、合図するかの様に男は淡々と続きを話始めた。

「いいかガキ共。もう1度言う。これは、チャンスだぜー。」

少なくとも、この男の話が終わるまでは身動きが取れないと理解しているクラスメイト達は黙って聞いている。

「今からお前らにはゲームをしてもらう。ルールは簡単、最後まで立っていられた奴が勝ち。何人とかは関係ねぇ。今から1分、鬼の俺から逃げ切ってみせろ。ただし、教室から出るなよ?理莉の餌食になりたくなければな。」

出血多量で既に生き絶えているであろう教師は、未だに理莉の鎌に捕らえられ宙ずりのままだ。

クラスメイトはそれを見て息を飲んだ。

「ハーイ★それじゃ、始めっぞー。
理莉、ストップウォッチ準備しろー。

いいかー、チャンスを掴みたければ維持でも意識保ってろよ。」

何が始まりどうなるのかと、顔を真っ青に凍りつくクラスメイト達を他所に、やけに楽しそうに航ちゃんと言われた男が言葉を放った。



「お前ら今から、俺に殺されまーす★」











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俺の通う桜琳学院は、都市最大のエスカレーター式の学院だ。

かと言って皆が金持ちだとか
頭がいいとかではない。

各いう俺の家も裕福な方じゃない。

ここは、言わば保護施設でもあるのだ。

ここの学院長はかなりの変わり者で
貧乏で学校へやる余裕がない、
過去事件を起こし受け入れる学院がない等、言い方は悪いが世間で迷惑がられる様な生徒までも受け入れる。

だか、もちろんズバ抜けた生徒も居るわけで...

「うぉー!見ろよ佑人(ゆうと)、朝から我らが学級院長 妃花撫(きさき かなで)ちゃんが俺の目の前を通っているぅー!!!」

朝から興奮気味の我が友、春日充(かすが みつる)が俺に近況報告をしてきた。

あれが我が学院、我がクラスのトップを誇る優等生の妃花撫だ。



温厚な性格で、誰にでも優しい。
成績優秀容姿端麗の何処ぞの漫画にでも出てきそうな感じだ。

ぶっちゃけ、充には悪いが俺はあまり好きではない。
顔は可愛いかもしれないが、どうにも八方美人で裏がある様にしか見えない。

未だに興奮する充を横目に、今日も一日が始まるなと俺は教室に入った。








キーンコーンカーンコーン...

「うぁー!数学の意味が全くわかんねぇ!あんなのわかんなくたって俺の人生に全く支障来たさねぇのにぃ!」

なんで理解しなきゃいけないんだーと充が嘆く。
朝から元気だなと俺は聞き流しながら窓の外を見つめる。

俺の席は窓側の一番後ろ。
そう、誰もが羨むポジションに俺は居る。

顔に手をつき、窓の外を見つめながらふと、今朝の男の事を思い出した。

『 今日お前らの学校ー...大変な事になるぜ? 』

何やら意味深な事を言っていたなと、俺は見ず知らずの男の言葉をここまで気にする程お人好しだったのかと呑気に考える。

しかし、仮にあの男の言った事が本当だったとして
あの男に一体何が出来るのか?

連れが居るとは言っていたが、複数にしろそんな横暴な事がこんな所で出来るとも思えない。

ならば、あの男はただの予言者か?
今日何かが起こる事を察知し、わざわざ学院まで知らせに来る途中....それもないな。

かりに後者としても、仮にも大手学院のお偉いさんらが見ず知らずの男の言う事をのこのこ聞くとも思えない。

考えれば考える程、謎が深まるばかりだ。

「おーい、佑人どうした?ぼーっとして。」

充の声に気が逸れた俺は、もう考えまいと「何でもない」と短く返し話に参加した。




2時限目が始まり、学院中が静まり返った。
淡々と授業の説明をする教員を無視し、俺は窓の外に目をやった。

どうしても気になったのだ。
あの男の言った言葉が。

自分もどうかしている
ここまで他人の言葉に揺るがされる事なんてなかった。

俺は今でこそ友達が居るものの
昔から他人と絡むなんて事なかった。

家庭が冷めてた俺の過去なんて、説明しなくともわかる程だ。

他人との交流を拒み、家族との交流でさえ拒んだ。


何故、他人と共に居ないといけないのか。
何故、他人に自分の事を話さないといけないのか。
俺の時間は俺だけが居ればいい。
俺の事は俺だけがわかっていればいい。

そうやって生きてきた。

そんなある日、こいつ(充)と出会った。
充は何度拒んでも、近付いてきた。
どんなに冷たくあしらっても、笑顔で傍に居た。

初めてだった。
俺の事を知ろうとしてくれた奴は。
俺の事を本気で心配してくれた奴は。

『なー、佑人。お前さ、その癖やめろよ。』

『癖?』

『人を寄せ付けないっていうかさ、自分一人でいいってオーラが出過ぎなんだよ。人を寄せつけなさすぎ!』

『お前に関係ないだろ。別に。』

『そんな事言うなよ!俺は心配してんだ!いつか、お前が困った時に誰が助けてくれると思ってんだよ。そんなんじゃ、誰も助けてなんてくれねぇよ!せめてもう少し社交的になれよな。』

『....別に、助けて欲しいなんて思わねぇし。助けてくれなくてもいい。』
(どうせ、俺が困った所で誰も助けようともしないだろうし)

『俺は助けるからな!』

『は?』

『俺が、お前を助ける!お前が困った時は、俺が助ける!でも、もし、俺が傍に居なかった時は...その時は他の奴しか居ないんだ!だから、もう少し皆と距離を縮めろよ!』

何言ってんだって思った。
そんな偽善者なセリフ、うぜぇだけだ。

本当にそう思った。

でも俺には今まで、そんな偽善な言葉でさぇ言ってくれる様な奴が居なかった。

こんなに、人の事を思って怒る様な奴居なかった。

その時に初めて自分以外の人間に興味が湧いた。
春日充という人間が何を考えているのかが、気になった。

それが、俺が初めて人に心を開いた時だったな。



そんな昔の事を思い出している時だ。

なんだ....廊下が騒がしい?

静まり返っている筈の廊下から、なにやら焦っているらしい教員の声と誰かの鼻歌が聞こえる。

ミスマッチな響きだなと悠長に考えながら耳をすますと、どうやら足音はこちらへ向かって来ているようだ。


バアァンッ!!!

けたたましくぶち破られたのは...
俺達の教室のドア。

唖然とする教師と生徒を知ってか知らずか、先ほどから聞こえていた鼻歌の主の声が響いた。

「チャース★糞ガキ共。ちゃんと勤勉に励んでるか?」

現れたのは、今朝会った男だった...



「お前らの日常、壊しに来たぜ」











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