昭和57年1月17日、千葉県白子町の浜宿海岸で、実業家の女性を車ごと焼殺した事件が発生。同年4月6日には、バスの運転手が遺書を残して自家用車の中で焼身自殺。4月21日には、トラックの運転手が焼身自殺。4件目は5月の中旬にサラリーマンが、自分の子供を道連れに焼身自殺。最初の事件の場所から10メートル以内で発生しており、焼死した4人に面識はなく、共通点として全員が44才でした。
地元では、事件の特異性から、海岸にあった鳥居を老朽化の為、撤去したのが海の竜神さまの怒りに触れ、この事件が起きたと言われています。地元の役場も動き、新しいコンクリート製の鳥居を完成させ、特別に御祓いが行われると、竜神様の怒りも収まり、その後、焼死事件も無くなったそうです。それと引き換えに海岸は閉鎖され地図からも消えたそうです。
「訪問日・2013(平成25)年2月3日(日)」
侵入者を阻む、ここが入口です。
九十九里有料道路の下を潜ります。足跡が、沢山あります。
これに風が当たったせいか、侵入者を拒否したように「ブオー」と言う不気味な音がしました。
左側この先、白里方面の1000メートル先が事件現場だそうです。ナビの存在しない時代に、最初の現場から100メートル以内に全ての事件は起きていますが、偶然にしては有り得ない話です。
鳥居のみがあるだけで、奥には何もありません。鳥居が結界の働きをして竜神様の怒りを押さえているんでしょうか。何か違和感を感じつつ、竜神様の怒りが永遠に起きない事を願い、合掌して、この場所を後にしました。