部分切除→放射線→ホルモン療法(TAM単独) 4カ月
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先日の乳腺の診察でアン先生が教えてくれた『ラロキシフェン』っていう薬。名前きいたことある~ってくらいだったけど帰ってからちゃんと復習してみた!この薬、もしかしてもしかして飲むことになるかもしれないんちゃうん?という気がしてきた。
ラロキシフェン
選択的エストロゲン調整薬(SERM)
日本では「閉経後骨粗鬆症」に対して2004年承認
- 骨でエストロゲン作用
- 子宮、乳房で抗エストロゲン作用
なんだけど~この薬って アメリカやオーストラリアでは 『乳がんリスク低減薬』として タモキシフェンとほぼ同様の扱いをされてるみたいなんだよね。
『NCCN乳がんリスク低減』2015年
ラロキシフェンは第 2世代のSERMで タモキシフェンとは化学的に異な り同様の抗エストロゲン作用を有しつつ、子宮内膜に対する刺激は かなり弱いとみられている。ラロキシフェンの乳癌リスク低減薬としての 有効性は いくつかの臨床試験で評価されている。
タモより効き目ちょっと劣るけど、副作用も少ないよ~んってかんじ?ちなみに第 1世代のSERMってのは タモキシフェンのことらしい
『閉経後乳癌の予防効果はタモキシフェンがラロキシフェンより優れるが副作用はラロキシフェンの方が少なく
2010年日経メディカル
アメリカでは 2007年に「浸潤性乳癌のリスクの高い閉経後女性の浸潤性乳癌のリスク低下の薬」で承認されている。オーストラリアでもすでに承認済み。
日本は?なるか ならんか 申請してるんかどうか そのへんはよくわかりませーん
ってことは 私の選択肢また増えたんじゃないの?って またまた勝手に妄想中~♪
[術後補助療法パターン( 5年後に完全閉経してた場合)]
- 5年タモキシフェン→その後 無治療
- 10年タモキシフェン
- 5年タモキシフェン→ 5年アロマターゼ
- 5年タモキシフェン→ 5年ラロキシフェン(仮)
アン先生も後半 5年はアロマターゼに変えるより、タモ10年のほうがいいって言ってたような。私もできるだけアロマターゼよりタモのほうがいいので(←成績はアロマターゼのほうがいいのは分かった上で) このあたりの考えは先生と同じなのは嬉しい♪
それで 現段階ではタモを 5年にする?10年にする?っていうかんじだったんだけど…(CYP2D6は保留中)、後半 5年をラロキシフェンにするって策はどうだろうか?と ふと思いついてしまった!
5年後骨粗鬆症なるの前提で (笑)
ってことは私の場合…
パターン1『 5年でタモキシフェン→その後無治療』
これは不安あるなぁ。私が「非浸潤もしくは腫瘍径5㎜以下」とか「高濃度乳腺でない」とか「断端怪しくない」とか「オンコタイプDXで低リスクでた!」とかっていうこれらの条件をすべてクリアしていたなら 5年後無治療はありかも?とは思うけど。
パターン2 『10年タモキシフェン』
標準治療でいくと ここらへんかな。けどアン先生の言うように「後半 5年は 前半 5年より利益少なくてリスクが多くなる」と思うし「薬の耐性がでてくる」ってことだし。ましてタモは閉経後の患者には骨を強くするメリットあるんだけど 子宮系には作動薬として働く。つまり閉経前の患者にとってタモは結構良い薬なんだけど、閉経後の患者にとってはタモは閉経前の患者ほどよくはない薬ってことなんだよね~。
パターン3 『 5年タモ→ラロキシフェン 5年』
これどうなんかな!?思いついただけだけど、笑。日本のガイドライン出てきてないけど。アメリカのNCCNガイドランでも術後補助療法ではでてこないけど。リスク低減には出てくる!ってことは「タモ 5年飲む」と「10年飲む」のあいだに「タモ 5年のあとラロキシフェン 5年飲む」ってのあってもいいんじゃないの~?
端くれの素朴な思いつきですわん☆(*´∀`)σ
またアン先生に質問してみよう♪
っていうかその前に CYP2D6の答えを聞かなきゃ~(・∀・)ニヤニヤ