「経済的な建物を建てるために」耐震基準を低く抑える地域があることに納得がいかなかった。
建築基準法はその第一条に「国民の生命、財産を守るための最低限の基準」であると書かれている。
それでいながら、国が安普請を推奨することには我慢がならない。
「地震の発生頻度によって地域ごとに考慮すべき地震の大きさを変える」というアイデアを基に1951年に東大の河角博士が作成した「河角マップ」を踏襲した地域別地震係数(国土交通省告示1793号)は廃止すべき。
全国一律で1.0に統一し、静岡県のように各県の条例で強化していった方が良い。
国土交通省は70年以上この規定を放置してきた。
今回の有識者会合の提言に賛成する。