連日朝9時から始まる令和4年度決算認定のための決算委員会。
休憩を挟みながら、座りっぱなしの3日間。
何とか一般会計と特別会計の決算を認定を終え、
あとは本会議での議決を待つばかり。
そして今日は午後から「事業評価」。
本年も一般会計から3つの事業が評価対象としてあげられ、
委員15人による委員間討議が行われた。
民主主義とは「多数決」ではない。
(最大多数の最大幸福を主張するのは「功利主義」にすぎない)
民主主義の要諦は少数意見の尊重にこそある。
そして「討議」を続けることで意見の収束を計るのだ。
言う事はたやすいが、この手法はとても時間が掛かる。
しかも15人となると、中々に意見はまとまらず――
まとまりかけたかと見ると、再度持論を展開するちゃぶ台返しもある。
議論が行ったり来たりする中で――手腕が問われるのが委員長のおしごと。
数の論理で押し切ってはならない。
それは判っているが、折角の議論が空中分解しそうな時、
決を採る必要もある。
左右どちらの人の意見も聴きごたえがある。
いろんな人の意見を聞きたいのだ。
明日の新聞には、結果だけが載るのだろう。
でも地方自治のキモは……こうした討議の中にこそ有ると、
私は信じる。
(次の日の新聞↓)