静岡県中小企業家同友会富士支部12月例会
「富士市と共に考える、より良い経営環境」
ゲスト回答者:富士市産業政策課・商業労政課
政策委員長挨拶
政策委員会がやってきたこと
・富士市中小企業振興条例 2007年制定 2018年改正
中小企業は地域経済の担い手。条例化によって行政の役目を示し、2018年改正によって「中小企業振興会議」の設置を定めた。
同友会の目的の一つ「良い経営環境をつくる」ために今回のセミナーを開催する。
Q;企業誘致について
工業団地は比較的大規模で、中小企業は300坪程度の用地を求めています。
現在空いている市営住宅などを活用できないか?
A;富士山フロント工業団地、第2期も売り切れた。しかし、コロナの影響か2社が辞退した。
工業系用途地域にも撤退した企業などが虫食い的に現れ始めた。
老朽化した公共施設や市営住宅なども候補となるか研究していきたい。
Q;三島市は青地を工業用地化したが?
A;富士山フロントもインター周辺も元は青地ですよ。青地の工業用地化は進めていきます。(大変なんですけど…)
Q;Beパレットふじの強みは?
A;いろいろな色を提供したいという願いを込めて再出発した。
一階にテレワーク実践会議室を持つ。
毎週木曜日にコニカミノルタ社による「テレワークコンシェルジュ窓口」。
官設民営でWORX新富士というシェアオフィスを新富士駅ビル内に整備する。(20分で250円)新幹線の待ち時間に利用可能(12月27日に内覧会を行います)
Q;富士市の中小企業向けの補助金について
A;テレワーク機器導入補助金 50万円上限(2/3補助)
産学連携CNFチャレンジ補助金 100万円上限(2/3補助)
デジタル販路開拓支援補助金 30万円上限(3/4補助)
産業財産権・海外産業財産権取得事業補助金 30万円上限(1/2補助)
富士市貨物自動車運送事業所支援補助金 3万円/1台
Q;製紙業への支援は?
A;紙パルプ関連事業新製品・新技術開発支援補助金
ものづくり企業×デザイナーマッチング事業
紙のまち振興事業「再生家庭紙の利用促進」
Q;入札制度の見直しは?
A;中小企業振興会議での議論を経て、入札資格の厳格化した。
住所があるだけの「なんちゃって市内企業」を排除。
公募型指名競争入札で11.7ポイント オープンカウンターで27.9ポイント
富士市内企業の受注を増やした。
Q;人口流出を防ぐためにサポート付き子育て世代住宅を提案する。
A;民間のシルバー住宅、それのママさん向けということか。
富士市は児童館を整備している。若者は市営住宅に入らない。そういう意見があったことは関連部署に伝えます。
Q;医療インフラについて
A;令和18年に新たな市立中央病院開業予定。
Q;キャリア教育に関する取り組みは?
A;中小企業振興会議の中にキャリア教育部会を設置。
富士市はキャリア教育コーディネーターを配置し、学校訪問や企業訪問。
・経営者向けセミナー
・職業講話のためのキャリア教育勉強会
・学校訪問と職業講話
Q;観光については?富士山メッセをもっと活用できないか?
A;市内のイベントのチラシを置いてます。コロナ禍でCM撮影やMV撮影に活用されることが増えた。
Q;田子の浦港賑わい創出プロジェクトの現状を報告願いたい。進捗は?
A;田子の浦港振興ビジョンに基づき、まずは津波対策として第三波徐堤の強化。客船誘致。みなとマルシェの開催。ポートフェスタの開催。漁網倉庫の移設について検討がされています。港のポテンシャルは高い。
Q;みなと公園にキッチンカーを置いては?
A;公園の中は難しい。漁網倉庫周辺が良いと思う。あそこで実証実験したいのですが、地権者や関係団体との協議がまずは第一です。
最後に商業労政課から「富士市インターンシップ支援補助金制度がまだ空いてますよ。ご利用ください」というお知らせ。