まんぼうが発令され、今月まで延期となっていた静岡坂本塾第28回。
今回は政策創造研究科「都市空間・まちづくりプログラム」の
上山肇教授をお招きして
「これからの地域づくりを考える」というテーマでご講演頂いた。
SDGsについてメンバーから懐疑的な意見
(ミレニアム目標MDGsをもう誰も覚えていない)が出される中、
地域にとって、そしてそれぞれの会社にとっての
「SDGsの捉え方」について教えて頂いた。
いま地方自治体では、多くの施策をSDGsの17のゴール毎に
色分けして表示することが「流行っている」。
それを、169あるターゲット、どの的を射抜いたのか、
毎年毎年チェックしていく必要がある。
具体的には
ゴール15「陸の豊かさも守ろう」の
15.2
「森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止する」
というターゲットを2020年までに達成しなくてはならないのだが、
その為の施策の検証をしていくのが、
地方自治体議員の今後の仕事になりますよ。
というアドバイスをもらってしまった。
富士市でも「産業廃棄物の最終処分場建設」を求める声が
産業界を中心に高まっている。
ターゲット15.2「森林減少を阻止する」ために
富士市には市街化調整区域の開発を規制する条例がある。
富士山麓の水と緑を守るために何が出来るのか。
「市長が認めた場合はその限りではない」というような
特例を許さぬよう目を光らせていく必要がある。
富士市議会議員 鈴木幸司