富士市一般会計予算案 平成29年~令和2年(歳出) | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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歳出は4年分の対比にしてみました。
4年前までは800億円規模だったのが、

「新環境クリーンセンター建設」のために930億円規模にまで膨らんでいたのが、ここ3年間の大きな特徴です。
「ゴミ発電」そして焼却灰の「完全リサイクル」という事業目的を掲げ、国の「循環型社会形成推進交付金」を受けました。
(交付対象経費の1/3。ただし、高効率ごみ発電施設等の一部の先進的な施設については1/2)

 

特徴的なのは「公共施設マネジメントの取組」です。
◇幼稚園及び保育園の再編による閉園
元吉原幼稚園、浜幼稚園

◇既存施設の活用
吉永第一小学校、富士見台小学校の余裕教室を改修し、放課後児童クラブとして活用
◇公共施設の長寿命化
小中学校長寿命化改修事業([校舎屋根防水・外壁改修]吉原第三中学校、[校舎屋上防水]原田・富士第一・富士見台小学校 ほか)
小中学校屋内運動場リニューアル事業(元吉原・富士第一・広見小学校、大淵中学校)
◇公共建築物保全基金残高 19億1,105万円(元年度末見込) →  19億8,804万円(2年度末見込)
 

大規模改修時期に来た学校のプールについては、予算が付きませんでした。

私はこれを当然だと受け止めています。

学校の屋外プールは年間3週間しか使われません。
その3週間のための「維持費」が一基あたり年間150万円。
単式簿記の弊害で気付きにくいのですが、維持費の他に
「減価償却費」が年間400万円かかります。
プール授業ごと民間施設に任せてしまうことも可能です。
富士市内の43校のプールを全て維持するためには、

(43*(150+400)=23650 ですから)
毎年、2億3650万円必要です。

 

市長は学校の、今後の「再配置計画」について言明しています。

無駄を少しでも無くして、

学校自体の「統廃合」を、なるべく後送りに出来ないかと考えていくのが政治の役割だと、私は考えます。