今週の出来事で、一番気になっていたのが、
「Our Lady」と呼ばれ、パリッ子に親しまれているノートルダム寺院の火災。
写真は35年前、自転車で欧州旅行をした時のもの。
選挙で、それどころじゃなかったんだけど、
世界遺産が炎上するシーンが映像で流れるたびに、
胸が痛んだ。
歴史的建造物には、外部に「放水銃」のような設備があるはずだけど、
やはり「スプリンクラー」のように、内側から水を掛ける装置の方が
初期消火には役に立つ。
でもなあ、世界遺産にスプリンクラーは似合わないよなあ。
「文化財の防火対策は歴史的建造物の貴重さゆえに、実施には様々な制約が課される。基本的に文化財にはできるだけ手を加えないため、スプリンクラー設備や防火区画の設置は困難だ。燃えにくい部材への変更もできない。できる対策は火災を早く発見して、人力での初期消火となってしまう」
by東京理科大学 萩原一郎教授
We are with Paris.