富士市では「不具合」ではなく「欠陥」だと認識しているようです。 | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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富士水泳場、事故現場の天井の撤去工事が始まりました。


前回「富士水泳場には不具合があったようです」
http://ameblo.jp/gosyukai/entry-11713210957.html
というブログを書きながら、「不具合」ってなんか奥歯にモノが挟まったような言い方だなあ、と思っていたのですが、11月議会の一般質問を聞いていて、合点がいった。

答弁書を取り寄せてみたので、その部分を正確に引用する。
「本年7月に発生した県富士水泳場の天井材落下事故は、国から『吊り天井の下地材のうち、野縁と野縁受けとを接合しているクリップという部材の一部が、平成23年3月15日の地震により、外れたことが原因であると考えられる』と報告を受けております。この天井材落下事故を踏まえ、本市においても、温水プールや文化会館など大規模空間を持つ施設の天井について、目視による緊急の点検を行ないましたが、実施した全ての施設において、天井落下に直接つながるような欠陥は見つかりませんでした」

県は「不具合」という持って回った言い方を続けてるけど、富士市当局は、この事故は天井の「欠陥」によって生じたものだと認識していることが、「欠陥は見つかりませんでした」という部分から理解できる。

幸いにして死傷者は出なかったけど、長引く閉鎖によって迷惑を被っている富士市民がたくさんいる。
私たちは「欠陥建築」をつかまされたのかもしれない。

富士市議会議員・建築士 鈴木幸司