僕は「ミュンヘンへの道」を見てバレーボールをはじめた。 | 富士市議会議員 鈴木幸司オフィシャルブログ Powered by Ameba

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今朝の街頭演説。
2020東京五輪・パラリンピック決定にちなんで
話をさせてもらいました。
これはその元ネタというか抜粋です。

実は以前、富士高時代の仲間たちと飲んだわけで。
しかも全員元バレー部の先輩後輩。
居酒屋のすみっこに、
妙に背の高いおっさんたちが集合して昔話。
 
頭髪はずいぶん薄くなったが、
身長があるから見えないもんね。頭のてっぺん。
 
いや、頭髪の話は今日はしない。
 
昔話の中で、
ギクリとした後輩からのひとこと。
「幸司先輩、あの試合、あきらめてたでしょ」
30年前ですよ。30年・・・

30年前、東部大会を勝ち抜いて県大会、
そして、あとひとつ勝てば準決勝という試合。
 
でもね、そこからの壁がでかい。巨大なの。
いやあ、浜松○っていう全国大会の常連なんだけどね。
勝てる気がしねえっていうか、
目の前に3枚ブロックが、綺麗にそろっちゃうと、
どうしていいんだか、どこ打ちゃあいいのやら、
こりゃ、どうにもならんと・・・あとはエースに任せた!
うちのチームは超高校級のエースアタッカーがいたからね。
困った時には、ブロックの上からぶち抜いてくれた。
 
 でも、それが、通用しない。
 
セッターはブロックを振るために
コンビバレーに切り替えようとするが、
オレのほうは「なんでオレに上げんのかなあ」
なんて思ってたんだね。
 
「先輩のガッツポーズで、
流れが変わった試合もたくさんあったのに」
 
え?そんなの期待したの?無理無理無理。

・・・でもね。
今になるとわかる。
バレーボールもずいぶん変わった。
 
・・・横の動きでダメなら、
縦に振れば良かったかもしれない。
今のバレーはバックアタック全盛だ。
距離をとることでワイドに打てる。
ブロックを綺麗に揃える事には、あまり意味が無い。

30年先のバレーボールを見通す力はないけれど、
つまり、あの時にも、答えはあったんだ。
・・・あきらめさえしなければ。
 
忘れてた。バレーはチーム全員の力で戦うゲーム。
大古や森田を6人集めても勝てないってことを。
オレの立ち位置って木村憲司だったんだね(笑)
(今の若い人たちには、日本がバレーボールで、金メダルとった事があるなんて信じられないかな)
 
民主党は参院選の惨敗で、いま右往左往している。
細野豪志というスーパーエースひとりが頑張っても
通用しない。
ちょうどそうした局面です。
だから彼は責任を取って野に下った。

自民党の1人勝ちに見える政局だが、
実は一番強いのは「投票に行かない」人たちだ。

民主党は落第生ですが、その落第生も見捨てないのが
「全ての人に居場所と出番のあるしなやかな社会をつくる」
という綱領を持つ私たちです。

落第生どおし傷を舐めあおうというのではない。
一人ひとりに必ず居場所と出番はある。
あきらめさえしなければ、それは必ず見つかる。
私たちはそれを知っています。

道を急ぐ学生さん
そして企業戦士として戦うサラリーマンの皆さん。
今は正社員であるということが
勝ち組の証なのかもしれません。
しかし、一旦敗北し、
足元がガラガラと崩れるような虚脱感に見舞われた時、
私の話を思い出してください。

「全ての人に居場所と出番のあるしなやかな社会をつくる」
そんなあまちゃんな話をする政党があった事を。

富士市議会議員 鈴木幸司