5月8日(火)14:20~15:50
地方自治体議員フォーラムinホテルニューオータニ
視点1:中国の飽和も早い。
5年から10年で安定化。20年で超高齢化。
視点2:化石資源から省エネ・新エネの時代へ
家を魔法瓶に近づければ、3分の一の電気で同じ冷暖房が可能。
世界で一番エネルギーを使っているのは自動車と住宅。
2050年には自動車のエネルギー消費量は5分の一から10分の一になる。
2050年の世界人口は90億人、すべての国が先進国になるとしても、自動車の保有台数は40億台。
それは現在の4倍ということ。それ以上は増えない。
百万kw火力発電所を一基つくるよりも 1kw燃料電池を百万軒に導入すれば、
発電所で捨てていた「お湯」もエネファームで利用できる。
(分散型にすれば、百万軒の給湯分が節約できることになる)
視点3:長寿化する人類
1960年日本の平均寿命は60歳。
50年で20歳延びた平均寿命。
2011年の70歳は1951年の59歳(肉体年齢)
60年で11歳若返った。
視点4:再び人口比例のGDPへ
衣食住移動情報教育を一般市民が手にする時代
農業社会→商業社会→工業社会→情報社会
以上の視点から日本の戦略『プラチナ社会』構築
クルーグマンは「日本は世界で初めて途上国から先進国になった国」だと言ったがそれは誤り。(江戸時代の日本は途上国ではない。自前の文化を持っていた。工業化しなかっただけ)
日本は公害を克服した。工業化しながら環境社会をつくったのは日本が初めて。
日本はエネルギー危機を効率化で克服した。(例:セメントプロセス 30年間でエネルギー効率を2倍にした)
高度経済成長→公害の克服→エネルギー危機の克服→長寿社会の到来
それが新しい日本の坂の上の雲「プラチナ社会」
15でねえやは嫁に行き、お里の便りも絶えはてた・・・それが100年前の日本。
モノが行き渡った現在、私たちは何を欲するのか?
それを実現する社会を「プラチナ社会」と定義する。
プラチナ条件1:公害克服
より良い生態系へ。ドイツの建築基準法は20cmの断熱材を要求するが、 日本でやったら狭くてしょうがない。日本には真空断熱技術がある。断熱住宅で心臓疾患88%減 (ヒートショック) アトピー性皮膚炎60%減(空気の質)
断熱住宅には良い木が必要。林業の復活で50万人の雇用創出。
バイオマス燃料はは製材所から只で出て来る(端材として)
プラチナ条件2:エネルギー自給
現状800万軒の空き家~ 人工物は飽和していく。
省エネ技術は世界一。 2050年にはエネルギー自給率70%へ
金属は地下資源から都市鉱山へ
鉱石とスクラップのエネルギー比は50倍。
レアアースもリサイクル可能。
プラチナ条件3:2050年資源自給国家
エネルギー 70%
鉱物資源 70%
食糧 70%
木材資源 100%
水 100% (自給率)
「資源の輸入国」から「21世紀のロールモデル」へ
プラチナ条件4.1:高齢化問題の解決
科学は加齢を解明しつつある
幸せな加齢の5条件
有酸素運動・豊富な栄養・前向き・明るい・オープンマインド
プラチナ条件4.2:健康寿命延伸イノベーション
1割の人が90歳でも健康維持。
7割の人はピンピンころり 。
比較的若年から悪化し介護が必要になるのが2割。
例: 徳島の上勝町~高齢者がITで金儲け。病院いくより働く方が楽しい。オンデマンドバスで路線バスの廃止。
例:介護ロボット「マイスプーン」
世界が少子化 少子化を克服したのはフランスと北欧だけ。
フランスでは 婚外子の方が多い。ドイツにケチョンケチョンに負けてから、100年かけて少子化を克服した。
プラチナ条件4.3:高齢者の社会参加
体力は落ちるが知力は増す高齢者。
問題は60代で介護が必要になりだす成人病予備軍。
個別化予防と個別化医療「プラチナカード」を会員制で拡げる。
8割の健康な人だけが「プラチナカード」を手に出来る。
プラチナ社会の必要条件
エコロジカルで 資源の心配がなく、老若男女が参加し、人がこころ豊かに成長し続け、雇用がある社会。
規格化から地域毎の多様化へ:21世紀の社会モデル
プラチナ構想ネットワーク
プラチナ社会は基礎自治体が主役。